乳製品をやめると、あなたの体に10の変化が起きる!
食品と健康について語られるときに、頻繁に題材になるのが牛乳。牛乳は、専門家の間でも体に良いという説と悪いという説が真っ二つに分かれる食材の代表格。でも、どうしてそう言われているのかの根拠は知ってる? それぞれの立場から乳製品のメリットとデメリットをチェックしてみよう。
2.むくみが軽減するかもしれない
「アメリカ国立医学図書館」によると、たとえ病院で医師から乳糖不耐症だと診断されたことがないとしても、世界人口の65%は牛乳を消化しにくい体質だという。フリーダは、「牛乳を消化させるために必要な乳糖を分解する酵素であるラクターゼが不足している人が多くいます。乳製品を摂取しなければ消化機能が向上し、その結果、むくみが多少解消するかもしれません」と話す。ただし、乳製品と頭痛の関係と同様、逆効果になる可能性もあるそう。「乳製品をカットすることにより、この食生活の変化に対して体が反応して、むくみを感じてしまうケースもありえます」と付け加える。
3.消化管の健康が損なわれるかもしれない
乳製品をやめて消化機能が改善したら喜ばしいことだけど、乳製品を排除したら必ずしも消化管の健康がアップするとは限らないそう。フリーダさんはその理由を次のように解説する。「人間の消化管には、良性と悪性の両方の細菌が数多く存在しています。天然のギリシャヨーグルトやケフィアなどの乳製品には、消化器官の健康を促進する善玉菌やプロバイオティクスが豊富に含まれていて、良い細菌は乳製品から摂るのが効率的です。このため、乳製品をカットするのであれば、乳製品不使用でありながらも生きた活性培養菌を含み、天然ヨーグルトの代わりとなる代用品を摂取することが重要になります。また、消化管の安定を維持するためには、プロバイオティクスのサプリメントを摂ることをおすすめします」
original text : Cat Harvey-Jenner translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。