お悩み1
「カジュアルフライデーと言われましても……。女性の服装はどこまでくだけてOKなの?」(K.H・29才・事務)
いく子先生の回答:
定着してきましたよね、カジュアルフライデー。ただし、いくら自分の会社がカジュアルでOKだと言っていても、取引先にその常識が伝わらないこともあるわけで……。なので、例えばデニムなら、外出のない日に履くのなら許されるのではないでしょうか?
これがシリコンバレー(カジュアルデーの始まりの地と言われている)の男性オフィスワーカーだったら、ポロシャツで「どうしたの? 今日は会議?」と言われて、Tシャツで「普通」と判断されるんだけど、日本は最低限、襟がついていないとダメ。これが日本のカジュアルフライデーのボーダーラインだと思うんです。
あと、ある程度、働きやすい服装じゃないと、自分も嫌になってしまう。そのなかでカジュアルであることを考えると、女性ならTシャツでも上質な素材を選ぶとか、Tシャツ感覚で着られるラフなブラウスにするとか。あるいは、
パンプスをローファーやフラットシューズにするとか。
全体をカジュアルな雰囲気にするというよりも、いつものオフィススタイルを一ヵ所リラックス
させる。“カジュアル”といっても度が過ぎてしまうとそれはそれでオフィスで浮いた子になっちゃうので、そこで攻めてみてはいかがでしょう。それくらいが働く女性のクールな“カジュアル”だと思います。
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地曳(旧姓:渡辺)いく子/IKUKO WATANABE JIBIKI
ファッション誌で30年超のキャリアを誇るスタイリスト。ファッション誌だけでなく数多くの女優のスタイリングも手がける。女性を美しく見せる高い感度はもちろん、的確な理論に基づいたスタイリング術に定評あり。また、その独特の語り口も魅力! ヘアメイク山本浩未氏とともに“大人が今っぽくキレイでいる方法”を考えた新著書『大人美容 始めること、やめること』(宝島社)が発売中。 -
おほ しんたろう/SHINTARO OHO
ゆる~い世界観のイラストを駆使したひとコマネタやマンガネタを得意とする。学生時代より、雑誌の読者投稿ページや、視聴者参加型の大喜利番組『着信御礼!ケータイ大喜利』(NHK総合)に投稿し、ネタのクオリティの高さから注目されレジェンドに。第16回『IPPONグランプリ2016』決勝進出。現在は、ワタナベエンターテインメント所属のピン芸人。
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