こなれた花屋の客になる10のルール
花のある生活ほど心が癒されるものはない。ハレの日だけじゃなく、日常生活でも自然に花を取り入れたい! そんな夢を持つ人も多いはず。でも、実際「花屋で花を買うこと」は簡単なようでいて、意外とハードルが高いもの。ステキな花屋ほど、初心者は入りにくい雰囲気だったり、知識が豊富じゃないと買ってはいけないような雰囲気が流れていたりも!? その日の気分に合った花を自らピックアップし、少しお店の人と会話でもして、ワクワクした気持ちで花を連れて帰る……この春はそんな“こなれた花屋の客”を目指したい! そこで、花屋での立ち振る舞いを、ファッション業界でもファンの多い中目黒「hana-naya」のフロリスト、CharさんにASK。この10のルールを心がければもう花屋は怖くない!
3.自宅の花器のサイズや飾る場所を把握しておくこと
花を購入する際に、意外と大事なのがそれを飾ろうと考えている花器のサイズ。また、その花をどこに飾るのかも、重要。それ次第でどんな花やどんな色がマッチするのか変わってくる。うまく伝えるのが難しい場合は、写メで撮ったりサイズを測っておき、それを見せる方法でで伝えてみても◎。また、花屋で実際に使われている花器は要チェック! どんな花にも合うものなので、使い勝手もよく万能な花器なので参考になりそう。
Char's comment
「私の店では、小さいブーケは市販のジュースやジャムの空瓶に入れてあるのですが、とっても便利です。また案外優秀なのがスクエアタイプの大きめ花器。1輪だけでも、たくさん飾ってもサマになります。あまり色や柄のついている花器より、透明のシンプルなガラスのものの方がどんな花にも合うかもしれません」
4.最初のインスピレーションを大事に! まずは主役の花を選ぶ
主役の花を決めることで、花束全体のバランスを決めることが出来る。メインの花は、自分のインスピレーションを大事にして、直感でいいと思ったものにするのがベスト。メインの花→脇役→引き立て役という順番で決めていくというのが主流で、メインの花さえ決まればバランスがとれていくもの。または、潔く気に入った花のみを買って、一輪挿しにしても良い。
Char's Comment
「花屋に入って見渡した瞬間、目に飛び込んできた花があるはず。または、店のなかで過ごしているうちにどうしても気になるお花が出てくるはずなので、それを選んでください。その気になった花一種類だけを何本かで飾っても、充分素敵です。メインの花に葉ものをあしらうだけなら1000円以内におさまりますよ」
Photo:Masaharu Arisaka Text:Maki Kakimoto
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hana-naya
2013年にオープン。山手通り沿いのショップは、店頭のカーゴバイク(三輪自転車)が目印で、オーナーの白川さんの人柄とセンスにファンも多数。昨年、スタッフの仲間入りをしたChar(写真)さんは二児の母で、ファッション業界の交友関係も深く、店内にはいつもおしゃれな人で賑わっている。毎月、花とカメラのコラボレッスンを開催中。
東京都目黒区中目黒3-6-6 dimora中目黒1F
tel. 03-3792-8711
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