映画『ファイア by ルブタン』靴から始まる官能の宴
「靴をデザインするとき、イメージするのは靴だけを履いた裸の女性」と語ったことで有名なシューズデザイナー、クリスチャン・ルブタン。彼が憧れ続けた舞台「クレイジーホース」とコラボレートし、世界中のモードファンを虜にした伝説のヌードショー“ファイア(原題:Feu=フ)”が3Dで映像化されて公開! 伝説の舞台に参加したダンサーたちとのインタビューから見えてきた、靴とカラダの関係とは?
●最高峰ダンサーたちの美の秘訣は人それぞれ
―日常生活でボディラインを保つ為に気を付けている事や心がけている事はありますか? 一般の人にもおすすめできるようなことがあれば教えて下さい。
R:食事習慣にはとくに気をつけています。とくにあまり塩分が強いものは食べないようにしていますし、もちろんチョコレートなどの甘いものもなるべく控えています。冷凍食品やインスタント食品も食べません。ちなみにわたしはベジタリアンですが、チーズなども脂肪分が多いので、あまり食べないですね。
L:わたしは何でも食べますが、お肉はあまり好きではありません(笑)。量をあまり食べないようにしています。でも健康やボディ•ラインを保つためには、ある程度は食べることも必要。そうしないと舞台で踊るためのエネルギーが維持できないですから。食べ物はわたしたちにとっては車のガソリンみたいなものなのです。
R:ビタミンなどのサプリメントもよく摂りますね。
L:冬が近づいたら、風邪を引かないようにビタミンをたくさん摂るようにしています。
―エクササイズで心がけていることはありますか。
R:わたしはジムに行っています。自分ですることもあるし、コーチにつくこともある。でも定期的に行っているわけではなく、身体が疲れているときは行かない(笑)。クレイジーの仕事はとても濃密なので、身体を休ませることも大事です。
L:その通りですね。わたしはヨガをやっています。でもやはり定期的というわけではなく、その日起きたときの身体の調子で決めています。身体が何を必要としているのかを見極めることはとても大切だと思います。
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『ファイア by ルブタン』
ヌードとアートの危険な出会いから生まれた、過激なまでに美しい、パリ・ナイトショーの最高峰<クレイジーホース>。
その舞台で、たった80日間だけ上演され、世界が熱狂した、クリスチャン・ルブタン演出のショー<ファイア>。その陶酔への招待状が、今、あなたの手に―。
監督:ブルノ・ユラン 音楽:ミルウェイズ、デイヴィッド・リンチ『エレファント・マン』他出演:クリスチャン・ルブタン、クレイジーホース・ダンサー
配給:ギャガ
ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ他全国順次公開
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クリスチャン・ルブタン
1963年、フランス、パリ生まれ。労働者階級地区で母子家庭で育つ。少年時代からナイトクラブに出入りし、ショーのダンサーたちの美しさに魅了される。彼女たちのファッション、なかでも靴に興味を抱き、靴のデザインを考え始める。その後、「エルメス」、「シャネル」、「イヴ・サンローラン」、「ディオール」などで靴の製作に携わり、1992年、自身の名を冠したブランド「クリスチャン ルブタン」を設立。エレガントでセクシーなシューズは多くの女性たちの心を掴むと、名だたるハリウッドセレブリティ達にその人気が広まり、瞬く間に世界を代表する高級シューズブランドとしての今の立場を確立することとなった。