ニュース 2013/12/27(金)
赤いソールが繋ぐカラダと靴のフェティッシュな関係

映画『ファイア by ルブタン』靴から始まる官能の宴

「靴をデザインするとき、イメージするのは靴だけを履いた裸の女性」と語ったことで有名なシューズデザイナー、クリスチャン・ルブタン。彼が憧れ続けた舞台「クレイジーホース」とコラボレートし、世界中のモードファンを虜にした伝説のヌードショー“ファイア(原題:Feu=フ)”が3Dで映像化されて公開! 伝説の舞台に参加したダンサーたちとのインタビューから見えてきた、靴とカラダの関係とは?

2011年「クレイジーホース」のダンサーたちと、訪れたスカーレット・ヨハンソン

Photo : Aflo

●世界のセレブから一般客まで「すべてが喜び」

―たとえばこれまでで一番嬉しかったことは、どんなことですか?

L:海外にツアーに行けたことかしら。ラスベガスやシンガポールなど、仕事をしながらこれまで行ったことがないところに行ったこと。新しい国、新しい観客を発見して、自分たちも刺激をもらいながら、その後またパリに戻って来てその刺激を舞台に生かすことができるのは素晴らしいことです。
P:たとえばスティーブン・スピルバーグやペドロ・アルモドバルがショーを楽しんでくれたりするのは、プロとして大いなる喜びです。でもときには無名のお客さんがショーのあとに声をかけてくれたり、暖かい言葉と共にプレゼントをくれたりする。そういうひとつひとつが大いなる喜びで、ダンサーとしてやっていくことのモチベーションを高めてくれるのです。

―国によってお客さんの反応も違いますか?

L:ええ。観客が大人しいところもあれば、ロンドンのようにお客さんが歓声を上げて盛り上がるところもある(笑)。その国の文化によっても違うと思います。

―ビッグなゲストがたくさん来場されていると思いますが、どんな人がこれまで来ましたか。

R:シャロン・ストーン、スティング、ジャン=ポール・ゴルチエ………。
L:ジェシカ・アルバ、リアーナ、フィル・コリンズ。あげたらきりがないですね(笑)。

  • 『ファイア by ルブタン』

    ヌードとアートの危険な出会いから生まれた、過激なまでに美しい、パリ・ナイトショーの最高峰<クレイジーホース>。
    その舞台で、たった80日間だけ上演され、世界が熱狂した、クリスチャン・ルブタン演出のショー<ファイア>。その陶酔への招待状が、今、あなたの手に―。
     
    監督:ブルノ・ユラン  音楽:ミルウェイズ、デイヴィッド・リンチ『エレファント・マン』他

    出演:クリスチャン・ルブタン、クレイジーホース・ダンサー
    配給:ギャガ
    ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ他全国順次公開 

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  • クリスチャン・ルブタン

    1963年、フランス、パリ生まれ。労働者階級地区で母子家庭で育つ。少年時代からナイトクラブに出入りし、ショーのダンサーたちの美しさに魅了される。彼女たちのファッション、なかでも靴に興味を抱き、靴のデザインを考え始める。その後、「エルメス」、「シャネル」、「イヴ・サンローラン」、「ディオール」などで靴の製作に携わり、1992年、自身の名を冠したブランド「クリスチャン ルブタン」を設立。エレガントでセクシーなシューズは多くの女性たちの心を掴むと、名だたるハリウッドセレブリティ達にその人気が広まり、瞬く間に世界を代表する高級シューズブランドとしての今の立場を確立することとなった。

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