ショービズ界を震撼中のセクハラ問題。ケヴィン・スペイシーの全疑惑
2017/11/20(月)
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1. アンソニー・ラップ

 10月29日、オンラインメディア「バズフィード」はラップが14歳の頃、スペイシーが彼に対して性的関係を迫ってきたというラップの告白を掲載。その当時、ラップはブロードウェイ劇「Precious Sons」に出演しており、スペイシーも同じくブロードウェイで「夜への長い航路」の再演で舞台に上っていた。ラップによると、スペイシーは自分の家のパーティーに招待し、そこで彼を誘惑しようとしたという。

2. ハリー・ドレイファス

リチャード・ドレイファスの息子ハリー・ドレイファスは「バズフィード ニュース」に寄稿したプライベート・エッセイで、18歳だった2008年、スペイシーに体を触られたと告白。その事件は彼の父親の眼前で起きた、と訴えた。

ハリーによると、父のリチャード・ドレイファスは当時ロンドンのオールド・ヴィック・シアターで行われる演劇「Complicit」の制作のためリハーサル中で、彼がスペイシーと出会ったのは冬休みで彼が父に会いにその場所を訪れたときだったという。スペイシーが彼の太ももや陰部を触ってきた時、彼の父親は脚本に没頭していたためにそれに気がつかなかったと語っている。

「それは20秒ほどの時間だった、1センチ、また1センチと、ケヴィンは僕の太ももから股の方へと手を這わせてきた」とドレイファス。「僕は頭が真っ白になった」

「僕は自分がみんなを守っているんだと考えるようにした」と付け加えたドレイファス。「パパのキャリアを守っていたし、ケヴィンの事も守っていた。これを知ったらきっと父は彼に殴りかかっただろうけど。自分自身の事も守っていた。だって、いつかはこの人と働いてみたいと思っていたから。(中略)僕はケヴィン・スペイシーの事をとても尊敬している恥ずかしがり屋の子供というだけで、決して彼とそんな風になりたいなんて様子は彼に見せていなかったはず」

ドレイファスの告白に対して、スペイシーの顧問弁護士ブライアン・フリードマンは「バズフィード ニュース」で「はっきりと申し上げて、スペイシー氏はこの主張については完全に否定しています」と回答している。

3. トニー・モンタナ

10月31日、映画製作者のトニー・モンタナは自身の経験を告白、ゴシップサイト「Radar Online」の取材に「彼は私の股ぐらに手を押し付けてきて、私の陰部を鷲掴みにしました」と発言した。スペイシーは彼の体をまさぐりながら「これは支配だよ」とも言われたと彼は語っている。

スペイシーの代理人は雑誌『ピープル』に対して「ケヴィン・スペイシーは評価と対応に努めております。現在申し上げることができるのは以上です」と回答している。

Translation & Text: Naoko Ogata  Photo: Getty Images

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