トランスジェンダーについての不躾な質問を封じたラバーン・コックス
トランスジェンダーについての認知や権利の主張を我慢強く続けてきたコックスだけど、彼女にだって我慢の限界が。でもそれは、単純に向こうが不適切だっただけだ。数年前にコックスがトーク番組「ウェンディ・ウィリアムズ・ショー」に出演した際、司会者のウィリアムズはコックスにたくさんの質問をしたが、その中に「豊胸手術を受けました?」という質問も混ざっていた。コックスは「カメラが回っていなかったら、あなたに話すことができるわ。でも、体に施したことについては話さないように決めてるの。だって、トランスジェンダーの人たちの経験したことが話題になる時って、あまりにも手術や性転換についての話ばかりに集中することが多いから。だからそのことについては話さない。でも、今の状況にはとても満足しているわ」と返答している。
Translation & Text: Naoko Ogata Photo: Getty Images