東日本大震災でスケート観に変化
2011年3月11日、忘れもしない東日本大震災当日。高校1年生だった羽生選手は期末試験を終え、昼ごろからアイスリンク仙台で練習をしていたそう。ライフラインはすべて止まり、自宅は全壊。一家は震災後の4日間、小学校の体育館で過ごしたという。
10日後には横浜にいる都築コーチのもとで練習を再開できたが、震災の影響により関東圏のリンクの多くが閉鎖し、スケーターが練習場所を求めて横浜のリンクに集まってくるため、羽生選手の練習時間も限られていた。この経験により、「あらためて練習できる喜びを実感した」と後に語っている。
Photos: Aflo, Getty Images