スマホをやめると人生変わる? エディターが5日間の“デジタルダイエット”に挑戦
2016/10/27(木)
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【DAY4-5】軽度デジタル中毒者 MARIKOの場合

DAY4 五感を研ぎすませよう

就寝前のスマホタイムをやめて、アラームを目覚まし時計だけに切り替えてから、格段に朝の目覚めがよくなった。スマホのスヌーズ機能を鳴らしては寝る、を小1時間繰り返してやっと起きていた日々は何だったんだろう……?
 
そうして、いつもより20分だけ早く起きた今朝はヨガにトライ。南側の窓のカーテンを全開にして朝日を取り入れたら、まずはアヴェダの「チャクラ バランシング ミスト 7」をひと吹き。第7のチャクラは宇宙とつながり、叡智にかかわるチャクラと言われ、乱れるとホルモンバランスや睡眠にも悪影響を及ぼすそう。まさにいまの私が開くべきチャクラ!
 
太陽礼拝を2ループこなし、呼吸は深くなり、心が落ち着くのを感じる。さらに時間があるので、スクワット、プランクなど軽く筋トレも追加して20分。最高に気持ちいい1日の始まりを実感!

CHECK!
ラップトップやタブレット、スマホから発せられる人工的なブルーライトが、睡眠に作用するホルモン、メラトニンを22%にまで抑圧。就寝前のスマホチェックをやめるだけで、朝の目覚めが良くなるはず。また、就寝前は目覚まし時計をセットして、スマホを他の部屋で充電。それだけで、朝アラームを止めた後のSNSチェックをやめられる。

 

DAY5 リア充投稿する?しない?

秋晴れの最終日はエディターMINAKO(以下M)とサイクリングへ! スマホのカメラは使用禁止なのでインスタントカメラとチェキを持ってきた。 どんな1日になるかとワクワクしながら待ち合わせ場所でMを待つが時間になってもMが来ない。スマホを使えないので不安が募るが、ここはこの場でじっと待つしかない。
 
十分後、走ってきたのか汗だくのMと合流。デトックス効果を高めつつ開運も狙い、恋愛運がアップすると噂の神社巡りをスタート! レンタサイクルを借り、まずは東京3大縁結び神社のひとつ、赤坂氷川神社へと向かう。道中、東京ミッドタウンで購入したパンをほおばる姿や、颯爽と自転車を走らせるMをインスタントカメラで撮影。さらに愛宕神社では秋空の下そびえる東京タワーを背景に2人でセルフィー。
 
普段だったら撮った写真をその場ですぐに加工、熟考したハッシュタグを付けてSNSに投稿、までが基本動作。投稿後も、10分に1回はいいね数やコメントを確認して、その数や内容に一喜一憂していた。けれど今日はそんなことを気にする必要がない。「インスタ映えする画をカメラに納めなければ」という切迫感を感じることなく、ありのままに、Mとの時間を楽しむことができた。SNSを使えないのは不便、と思ったけれど、無意識のうちに心の負担になっていたことも知った。
 
撮った写真を現像したら、またMを食事に誘おう! 今日のことを思い出しながら美味しいお酒が飲めそうな気がする。オンラインで簡単にシェアできない時間や経験に、思いがけない価値を見出した1日だった。
 
CHECK!
オンラインで交わしている会話を、オフラインに切り替える。実際に会って話すのが難しいのであれば、電話に切り替えるのでもOK。LINEやインスタグラム、メッセンジャーでしか連絡を取り合わない人もいることに気付くはず。また、目に見えるいいね数やコメントで無意識のうちに他人と比較してしまいがちな人も、SNS投稿を休止すればほかの人がしていることを気にしなくなり、自分のことに没頭できる。

 

ダイエット結果

1. 就業時間外はSNSとネットの使用NG⇒「ずっと忙しい」と思っていたけど、空白の時間が心に余裕を生んだ。
2. スマホのカメラを使用しない⇒リアルでの友達や、人間関係を大事にできるようになった。
3. 寝室にはデジタル機器を置かない⇒寝る前のスマホをしないので睡眠時間は長くったうえ、寝起きがスッキリ!
4. バスソルト入りの湯船に浸かる⇒電磁波の除去は実感はわかないけれど、お風呂のリラックス度はアップ!
5. 瞑想や運動を就寝前に取り入れる⇒③との相乗効果で肩こりが大幅に軽減した。

SNSやネットで隙間なく埋め尽くしていた時間を、余白として残しておくと、心や行動にゆとりが生まれ、小さなことも楽しめるようになった気がする。さらに、SNS上での、リア充アピール合戦から一歩離れてみたことの発見も大きい。“インスタジェニック”な物事だけでなく、本当に自分が好きなこと、体験したいと思っていることは何なのか、考え直すきっかけとなった。たった5日間で何が変わる?とあなどるなかれ。本気でデジタルダイエットに取り組んだら、あなたも人生変わるかも!

photo: Aflo, getty Images

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