SNSの更新頻度は低いものの家では動画やニュースなどネット漬けの毎日をおくり、チェックリストでは6つが該当し重症レベルと診断されたアシスタント・エディターMINAKO。好きなアーティストをネットで眺めることが生きがいで、夜中のLINEを使用した長電話が日課という彼女がデジタルダイエットに挑んだ5日間の日記を公開。

DAY1　上を向いて歩こう

最近、30分かけて自宅まで歩いて帰るようにしている。そのときはいつも「ポケモンGO」をONにして、YouTubeで気になるアーティストのPVを見ながら帰るのだが、それができない……。手持ちぶたさの私は、iPodの音楽を聞きながら帰ることに。腕時計を見たらもう22時。スマホを持っていると知らずうちに時計やゲームを確認するために、下を見てしまっているのか、久しぶりに上を向いて夜空を眺めたかもしれない……。鬼塚ちひろの「月光」が良きタイミングで流れてきた。

何もいじれない状態になるといつもより格段と歌詞が心に沁みてくる。スマホを見なくなって見えた月は澄んでいてとても綺麗だ。

CHECK！
腕時計をつけたことで、スマホで時間を見なくなった。音楽好きの人はiPodはもちろん、今再ブームとなっているカセットプレイヤーを持ち歩くのもよさそう。

DAY2　空っぽの時間

この日はいつもより早めに帰宅。作り置きしていたカレーもあるし、何もせずダラダラと過ごせる。ベッドに横たわり無意識にスマホを触ってしまった。あ、いけない私、ダイエット中だ……。やることもなくTVをつけるが、CM中に何をしたらいいかわからない。
SNSやメールを遮断するとと、友だちが私抜きで遊んでるんじゃないかとか、仕事の連絡がきてるのではないかと幻覚症状を抱くように。（翌日スマホを見たら何もきていなかった）そこで改めて、自分がスマホとズブズブの関係になっていたことに気づく。
自暴自棄になった私はアルコールを摂取し、部屋の隅に置いてあるほこりだらけになっていたギターを手に取る。久しぶりに触ったギターは音があっていない。「チューニングして」といつもなら即友だちに連絡するが、できない。
私は気づかぬうちにスマホ、そして人に頼りすぎてひとりでは何もできなくなっていたのだ。

CHECK！
趣味に没頭すると、知らずうちにデジタル離れができているケースが多い。スポーツや音楽、絵画、読書などアナログな趣味を持つのが有効的。重度のデジタル過食の人は、Do Nothing for 2 Minutesのアプリを試してみて。マウスやキーボードに触れるとアラート通知がでてくる。

DAY3　デジタルジャンキーに光が射す

マンダリン オリエンタル ホテル グループが「デジタルリトリートプログラム」というプランをスタートするらしく、そのプレビューイベントへ。最初にウェルネスチェックをやったところ、ヘビーなデジタル漬けという残念な結果に。ここでは、スパや運動、瞑想、食事法などを取り入れたプログラムが紹介され、そのなかの一部を体験することに。
プログラムリーダーが、日常で行える運動法を教えてくれる場面では、2人がかりで行う簡単なストレッチに先輩YとTRY。お手本を見ながらまっとうにおこなったところ先輩Yに「痛いわ！」と叱られる。文化系女子2人には急な運動すぎたのか共に腰を負傷。運動不足を思い知らされる。その後の瞑想法のレッスンでは、慣れない運動の後だったためか気持ちよくなって思わずウトウト……。
食事やスパで、体の内側からデジタルを排除するデトックス法についても教えてくれた。電磁波を遮断するには“ソルト”が効果的らしく、湯船に入れるといいようだ。編集部に戻ったらMARIKOに教えてあげなきゃ。それ以外にもこのプログラムでは、電磁波に効くといわれているパワーストーンを使用したエステもできるらしい。
〆は参加者全員でデトックスフードを賞味。ビーツやにんじん、ココナッツなど体内の毒素を排出するといわれている野菜や果物がふんだんに使われたメニューに舌鼓を打つ。こんな優雅なデジタルウェルネス（ダイエット）なら毎日でもやってみたいと思った。

CHECK！
楽してスマホ離れしたいなら、ホテルで行われているデジタルウェルネスプランに参加するのがおすすめ。掲載プログラムの詳細はマンダリン オリエンタル ホテル グループの公式サイトでCHECK!!