米の科学雑誌『Plos One』に掲載された研究によると、1日に85回携帯電話をチェックするのが、平均的な現代人だとか。この作業は合計すると5時間、一般的に起きている時間の3分の1にもなる。テクノロジーの過度な利用が、睡眠や生産性、家族と友人との関係、その他あらゆる人生のバランスに与える影響について心に留めておくことは重要だ。

しかし、私たちの多くがコンピュータを使って平日の仕事をこなしていることを考えても、電子機器を一切遮断するといったデジタルデトックスという言葉を使用するには限界がある。そこでスマホやPC、タブレットから絶縁する訳ではなく、個人のニーズやデジタルメタボニズムの度合いに合わせて行う“デジタルダイエット”にエディター2人が5日間体当たりで挑戦。これはオンラインとオフラインの世界を切り離して考えることができない日常で、今後テクノロジーとどう付き合っていくべきかを考え直した彼女たちの日記である。

まずは、下のチェックリストで自分のバーチャル肥満指数を確認。（✔が4つ以上埋まれば、今すぐ対処が必要。次のページから書かれているダイエット方法を試してみて。）

DIGITAL WELLNESS CHECK LIST

□　食事中にスマホをいじってしまう
□　オフの日も携帯電話が常に側にないと落ち着かない
□　電話やメッセージの着信音を常にオンにしている
□　就寝前にスマホもしくはコンピューターを必ず見る
□　SNSサービスを毎日必ず使う
□　スマホのカメラでしか写真を撮らない
□　夜中、スマホを見るために起きてしまう
□　携帯電話の電源を切ったことがない