いよいよ公開! 『華麗なるギャツビー』の見どころを徹底解説
レオナルド・ディカプリオ主演でスコット・F・フィッツジェラルドの代表作を映画化した『華麗なるギャツビー』がいよいよ日本公開! 久々にラブストーリーに復帰し、女性なら誰でも憧れるパーフェクトな男・ギャツビーを演じたレオの魅力、トップブランドが提供した華やかな衣装の数々など、その見どころを徹底解説。映画館に行く前に予習必須!
原作は、村上春樹氏も愛した米文学の名作。
5月のカンヌ国際映画祭のオープニングを飾った『華麗なるギャツビー』が世界的にヒットしている。で、いよいよ日本でも公開だ。なんとオープニングの興行成績は、主演のレオナルド・ディカプリオの主演作としては最大のヒットで、あの『タイタニック』を抜くというからその勢いが推し量られる。公開直前に来日したバズ・ラーマン監督もキャリアの中でも『ムーラン・ルージュ』を上回る成功にとてもご機嫌でした!
この『華麗なるギャツビー』。米文学ファンならご存知だと思うけれど、20世紀の米文学を代表するスコット・F・フィッツジェラルドの代表作「グレート・ギャツビー」が原作となっている。1925年に書かれた小説だが、日本では、村上春樹氏が2006年に新訳を出版して話題になったのも記憶に新しいはず。この1世紀近くの間にすでに4度映画化されていて、ロバート・レッドフォード主演で映画化された74年度版は、アカデミー賞衣装賞に輝いている。筆者自身、この小説の大ファンなのだけれど、この時代にバズ・ラーマンが映画化を考えていると聞いたときには、なるほどと合点がいった。
物語は、1922年のNY上流階級。高級住宅地に住む謎の実業家ジェイ・ギャツビーは、豪邸で開催しているクレイジーなまでのゴージャスなパーティで名を馳せている。そんな豪邸の隣の、つつましいコテージに住む証券会社に勤める作家志望のニック・キャラウェイにある日、ギャツビーからパーティの招待状が届く。さらに、親戚で大富豪のトム・ブキャナンの妻であるデイジーとのお茶会をセッティングして欲しいとの依頼も。ギャツビーとデイジーは、かつて恋人同士だったのだ……。
『華麗なるギャツビー』は、かつての恋人を自分の腕に取り戻すために、全財産と全人生を費やす男ジェイ・ギャツビーの物語だ。一途な男の愛と悲劇、これほどバズ・ラーマンと相性のいいテーマはない。
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『華麗なるギャツビー』
監督/バズ・ラーマン
出演/レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン
原作/F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』
配給/ワーナー・ブラザース映画
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2013年6月14日(金)~、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー 2D/3D同時公開
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text : Atsuko Tatsuta