いよいよ公開! 『華麗なるギャツビー』の見どころを徹底解説
レオナルド・ディカプリオ主演でスコット・F・フィッツジェラルドの代表作を映画化した『華麗なるギャツビー』がいよいよ日本公開! 久々にラブストーリーに復帰し、女性なら誰でも憧れるパーフェクトな男・ギャツビーを演じたレオの魅力、トップブランドが提供した華やかな衣装の数々など、その見どころを徹底解説。映画館に行く前に予習必須!
レオナルド・ディカプリオ、16年ぶりにラブストーリーに復活。
ジェイ・ギャツビーを演じたのは、レオナルド・ディカプリオ。なんと『タイタニック』以来、16年ぶりのラブストーリーへの主演だが、これがハマリ役。
女の子を虜にしてしまう甘い微笑み、美しい着こなしと立ち振る舞い、自分の望んだものを手に入れるために全人生を賭ける一途さ、夢のために手を汚しても成り上がる実行力。ある意味、男として完璧なギャツビーを演じられる俳優は、ハリウッドでもそういない。『タイタニック』以来、アイドル路線を避けるため執拗にラブストーリーを回避してきたレオだが、この作品を観る限りは、それは失敗だったというべきかも。彼ほどラブストーリーに向いている俳優はいないのだから。
レオがまだ十代の時に撮った『ロミオ+ジュリエット』でも、シェイクスピア随一のラブストーリーをテーマにレオの魅力を引き出したバズ・ラーマンだが、今回もレオは活きています。スコセッシのような巨匠に憧れる気持ちは十分に理解できるけれど、レオは、自分を引き出してくれる監督と組むことこそが俳優としての最大の幸福だということを、この作品で噛みしめたでしょう。
ヒロインのデイジー役を演じているのは、『17歳の肖像』で若くしてアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた演技派キャリー・マリガン。夫とかつての恋人との板ばさみになり、苦悩する女心をさりげない演技で見事に演じ切っている。デイジーはともすれば、「打算的すぎる」と“女から嫌われる女”のレッテルを貼られがちだけれど、夫に裏切られ不幸な結婚に耐えている哀しみ、かつての恋人との再会で愛を再び見出したときめきなど、繊細な感情表現は同性の目から見てもとても共感できるもの。
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『華麗なるギャツビー』
監督/バズ・ラーマン
出演/レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン
原作/F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』
配給/ワーナー・ブラザース映画
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2013年6月14日(金)~、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー 2D/3D同時公開
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text : Atsuko Tatsuta