『華麗なるギャツビー』がお手本! “1920年代スタイル”を現代に取り入れる方法
レオナルド・ディカプリオ主演で、F・スコット・フィッツジェラルドの小説を映画化した『華麗なるギャツビー』。「プラダ」「ミュウミュウ」が衣装を、「ティファニー」がジュエリーを提供したことでも話題の本作。衣装デザイナーのキャサリン・マーティンが、映画に描かれる1920年代スタイルを現代に取り入れるポイントを伝授!
享楽的で退廃的な文化が花開き、“狂乱の時代”とも呼ばれる1920年代のニューヨーク。そんな時代を背景に、莫大な富を築いたミステリアスな男・ギャツビーの悲劇的な人生を描いたフィッツジェラルドの名著を映画化した『華麗なるギャツビー』が、いよいよ2013年6月14日(金)公開。主演にレオナルド・ディカプリオ、キャリー・マリガン、『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督がメガホンを取り、「プラダ」「ミュウミュウ」が衣装を、「ティファニー」がジュエリーを手掛けたことでも話題の本作は、豪華絢爛な当時の世界観をたっぷり堪能できる作品に仕上がっている。
そんな本作で美術・衣装を手掛け、アカデミー賞受賞歴もある衣装デザイナーのキャサリン・マーティンが、1920年代スタイルを現代に取り入れる方法を解説してくれた。
「1920年代ファッションの特徴は、フィット感が少し緩めで、60年代に再び出てきたような“シフトドレス”という筒型のドレスや、生地はシルククレープ、サテンクレープ、そしてビーズが施されたシルクのシフォンなどが使われていたことね。ビーズなどが装飾されているから少し重みが出て、女性なら女性らしいカーブがしっかり出るラインになっているのよ。刺繍とビーズワークが当時の装飾のとても大きな特色なの。
それからクロシェ帽と呼ばれる帽子や、ヘッドギア、ヘッドピース、そして当時はティアラという言い方はしていなかったけれど、額にかかるようなアクセサリーも当時の特徴と言えるわ。それらは、20年代ほどグラマラスな時期はなかったと言われているイブニングウェアに合わせて使われていたから、ヘッドピースを取り入れてみると簡単に20'sになれるわね。ヘッドピースをどういう風に取り入れればいいかというと、リボンを巻くだけでもいいし、ネックレスを逆さにして額にかけるというのも良いわね。あとはシルク、サテンを使ったターバンや、スカーフを巻くのも手軽な方法ね。
そしてやっぱり、ドレスの丈はショート。当時イブニングドレスが短いというのはすごく革命的だったの。ストッキングをロールダウンして履く、あるいは長めのストッキングにハイヒールという組み合わせはこの時代に登場したものだから、それにショートドレスを組み合わせるっていうのもありかもね。メイクは、ハリウッドが当時ぞっこんだったスモーキーアイメイクが基本。当時の主婦たちは掃除機をかけている時でも、スモーキーアイだったくらい流行っていたのよ」
『華麗なるギャツビー』が現代によみがえらせた、1920年代という伝説的な時代の息吹。その華やかなムードを映画から感じ取ってみて。
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『華麗なるギャツビー』
監督/バズ・ラーマン(『ロミオ+ジュリエット』、『ムーラン・ルージュ』)
出演/レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン
原作/F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』
配給/ワーナー・ブラザース映画
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2013年6月14日(金)~、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー 2D/3D同時公開
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