まずは知る、そこから生活改善を
すべてをきちんと理解するのには時間がかかったが、ハンナは「ストレスを受けている」と正式に診断されたことにストレスを感じないようにしようと決めて、はっとした。つまり、ハンナは自分が考えている以上に生活要因をコントロールしているのだ。
ローケッド医師はアダプトゲンと呼ばれる抗ストレスのサプリメントを彼女に勧めた。あとでわかったのだが、アダプトゲンはウェルネス・シーンでは今注目のサプリメントのようだ。過酷な環境でも育ち、その強さを体にもたらしてくれる天然のハーブで「魔法の植物」とも呼ばれ、ストレスを軽減しバランスを整えてくれる働きがあるという。
今回の体験で、ハンナが何より嬉しかったのはホルモンレベルについて理解が深まったことだ。ホルモンの健康について考え方がガラリと変わったし、ホルモンの健康というのは年齢によって異なり、年代ごとに異なる症状が現れることもわかった。ハンナは今後は大げさな見出しを気にすることはない。その代わりにドーパミンを出すためのヨガに大忙しになるだろう。ピルは? 目下やめようとしているところだそう!
translation : Naoko Ogata、text : Nathalie Lima Konishi、photo : Getty Images