この不調、もしかしてホルモンが原因?
「駐車ができない? それはホルモンが原因!」「セクシーな服が買いたくなった? それはホルモンの影響」といった記事はよく見かけるが、ホルモン値がどれくらい健康や精神状態に影響を及ぼしているのかを考えたことはなかったエディター、ハンナ。しかしホルモンの健康はそういった大げさな見出しから想像するよりももっと繊細な問題だ。
少し寄り道して科学的な話をすると、ホルモンは体内の複数の腺で生成される情報伝達のための化学物質。ホルモンは体の異なる部分での活動を誘引し、細胞や器官の機能を調整する役割を持つ。性ホルモンや、食欲増進ホルモン、愛情ホルモン、幸せホルモン、ストレスホルモンなどがあるが、もしも、それらのホルモンが正しく働いていない場合、今日問題になっているさまざまな病気を引き起こす。不眠や、虚脱感、膨満感などだ。そしてホルモンの場合、大切なのは絶対値ではなくバランスだ。
translation : Naoko Ogata、text : Nathalie Lima Konishi、photo : Getty Images