世界の街から届いた、フェスティブシーズンのご当地スイーツ
2015/12/19(土)
> <

4/7

世界のおやつ from New York/ごまめ

今年もニューヨークのクリスマスに現れた! 「ジンジャー・ブレッド・マン」

10月にはハロウィン一色、11月にはサンクスギビング一色だったニューヨークの街は、12月になると一斉に年末年始のホリデーに向けて模様替え。ロックフェラー・センターではクリスマス・ツリーの点灯式が行われ、コロンバス・サークルやブライアント・パークなどの広場には、ホリデー・マーケットと呼ばれる屋台が一斉にオープンし、ギフトやカードを交換しあう人々のニーズに応えている。
今回は、大人気のホリデーマーケットを誇るユニオン・スクエアで見つけた、可愛いヒト型クッキーをご紹介。この時期によく目にするこのクッキーは、「ジンジャー・ブレッド・マン」というそうで、ジンジャー・クッキーの生地をヒト型に焼いたもの。15世紀のヨーロッパが発祥の地とされるジンジャー・クッキーは、しょうがのスパイシーさに加えて、白砂糖ではなく黒糖やモラセスを使ったコクのある甘味が特徴だ。これはアメリカでも伝統的なクッキーのひとつで、巷でも「ジンジャー・ビスケット」、「ジンジャー・スナップ(gingersnap)」などの名前で日頃から出回っている。四季のお祭りやイベントに合わせてさまざまな形で登場することも多いのだが、なかでもクリスマス時期に現れるのが、こちらのヒト型のジンジャー・ブレッド・マン。小さくしっかり焼かれたものは、クリスマス・ツリーの飾りとしても重宝されている。しょうがやその他の香辛料のおかげで日持ちがするので、飾り用にはぴったり。また、しょうがには無病息災や魔除けの効果があると信じられていたため、寒さの厳しいこの時期にヒト型に焼かれて出回るようになった、という説も。シナモンやナツメグなどの香辛料が加わったり、バニラやココアが入ったり、アイシングを施されたり、それぞれの家庭や店ごとにオリジナルのジンジャー・ブレッド・マンのレシピがあるのも楽しい。
パーティーの目玉イベントとしてみんなそれぞれ自分のジンジャー・ブレッド・マンをデコレーションすれば、楽しい時間が過ごせること請け合い! ニューヨークの寒さは厳しくても、大切な人たちと一緒にピリッとしょうがの効いた愛らしいクッキーをいただきながら、ホリデー・シーズンの温かみを感じてみては?

  • ごまめ●東京と北京での芸能活動を経て渡米。現在はニューヨークを中心に俳優・モデルとして活動中。NY生活や俳優活動の様子は、ブログ「気まマホ日記」(http://blogmahohonda.wordpress.com)で公開中。現地の日系新聞「NYジャピオン」や、「The Huffington Post」(http://www.huffingtonpost.jp/maho-honda/)などにも執筆。パンコーディネーターの資格あり。本名は本田真穂。

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ特集一覧へ次の記事へ

ELLE PR STORIES

注目ブランドをもっと見る

CONNECT WITH ELLE

グルメ・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト