こだわりデザインで、味わい方も変わる!
熱燗ライフが楽しくなる、酒器いろいろ
熱燗のおいしさや味わい方を覚えたら、次はやっぱり、お道具にもこだわりたくなるのが乙女ゴコロ。日本の伝統と機能美を携えた酒器たちは、個性豊かでバリエーションも数知れず。では、どんなものを選べばいいのか?
酒器集めも趣味のひとつ、という黒澤さんいわく、「個人的には、すっきりと凛としたタイプやぽってりとしたデザインなど、さまざまな酒器を集めています。首が適度にくびれていると持ちやすく、口が外側に開いているものを選ぶと、注ぎやすくて液だれしにくいのでおすすめ。でも、厚手の陶器製は湯煎に時間がかかるので要注意。機能的なデザインを重視したいなら、薄手で液だれしにくいものを選ぶと間違いありません。また、おもに電子レンジを使って楽しむなら、金箔や塗りのものは避けたほうがいいですね」とのこと。
次にお猪口だが、ひとくちにお猪口といってもタイプがあるよう。「まず、杯タイプとお猪口タイプがあります。朝顔のように口が開いているものと、寸胴のデザイン。それぞれ大きいものを選べばぐいぐい飲めるし、小さいものを選べば冷めにくい。高台(器の底の部分)の高さによっても趣がぐっと変わりますよね。また、お酒の色も楽しみたいなら内側が白いものを選んで」と黒澤さん。
とはいえ、基本的には酒器選びにルールはなし! 自分が気に入ったものからはじめてみて。そして、普段のショッピングはもちろん旅先でも、今までチェックしていなかった酒器がお買いものリストに加わることで、楽しみが倍増すること間違いなし!
>>レッスンの締めは、熱燗におすすめのお酒選びについて!
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今回、取材に協力していただいたのは、「千年こうじや」と「八海山」のPRを担当する黒澤久美子さん。仕事柄、日本酒を飲む機会が多く、酒器集めも趣味のひとつだそう。「熱燗は、お酒や温度によって、好みがさまざまに分かれていく飲み方。ですから、ぜひこの機会にいろいろな日本酒で自由に熱燗にトライして、自分好みの味や温度を探りながら楽しんでみてください!」と語ってくれた。
「千年こうじや」は、米・麹・発酵をテーマに、新潟・魚沼の豊かな食と文化を発信するブランド。店頭では、魚沼地方に古くからある伝統発酵食品や厳選食材のほか、発酵食品をつかったレシピや物産品なども取り扱っている。注目の塩麹や酒粕、甘酒などオリジナル商品も人気だ。
「千年こうじや 本店」
新潟県南魚沼市長森627-8 tel. 025-775-2604
営業時間/9:00~18:00
http://www.uonuma-no-sato.jp
「千年こうじや 麻布十番店」
東京都港区麻布十番1-6-7 tel. 03-5772-3930
営業時間/11:00~20:00
「千年こうじや 神楽坂店」
東京都新宿区神楽坂2-6-1 tel. 03-5227-8130
営業時間/11:00~20:00
photo : Yukako Hiramatsu