部屋着のワナにご用心! 気分が下がるものは徹底処分を
クローゼットの中でかなり厄介なのが、部屋着。普段着なくなった服を、捨てるのはもったいないという気持ちで部屋着にしていくたび、どんどん溜まって膨大な量になっていない?
「本来、部屋着は自分自身がリラックスして、心地よく過ごすためのものです。決して表に出せなくなった服を着て、気分が下がるような存在であってはダメ! 家に帰ってもまだ仕事気分にさせられるものではなく、自分の大好きな恰好をするべき。お土産Tシャツやヨレヨレのパジャマ行きTシャツは全部取っておかずに、着心地のいいもの以外は思い切って処分しましょう」。格下げになった服を部屋着にする時点で、部屋着そのものを侮辱している、とスタイリスト渡辺いく子さんは指摘する。「気分が下がるものは部屋に置かない!」を標語に、徹底したスクリーニングを実践して。
ここで、捨てるべきかを見極める視点をひとつ伝授。それは、“その服で好きな人 or 自分のファッションライバルに会っても平気かどうか?”。「平気じゃなければ、自分が可愛く見えていないのだから、それは即座に処分すべきものです」(渡辺さん)。下着やタイツも同様に、イケていないのにまだ使えるから、という理由で持っていては×。一気に断捨離しなくてもいいから、パンツ1枚から部屋着、通常の服へと少しずつ取りかかろう。
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<革命TIPS アドバイザーはこの方々!> (※順不同)
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渡辺いく子(Ikuko Watanabe) /
ファッション誌で30年以上のキャリアを誇るスタイリスト。“大人の女性”の服選びの第一人者として、数多くの女優のスタイリングも手がける。美しいビジュアル感覚はもちろん、的確な理論に基づいた着やせテクニックなど、実用性の高いスタイリング術に定評がある。最近『50歳ファッション黄金セオリー ~さようなら、おしゃれメランコリー~』(WAVE出版)を上梓し、好評発売中。 -
岡本敬子(Keiko Okamoto) /
アタッシェ・ド・プレス。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを行う。現在独立してアタッシュ・ド・プレスとして活動中。2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げる。
http://blogs.elle.co.jp/okamoto/ -
染谷真太郎(Shintaro Someya) /
「シンゾーン」ディレクター。1980年生まれ。ロンドン留学帰国後、2001年20歳の時に表参道に「シンゾーン」をオープン、全て独学でセレクトショップを運営する。「デニムに合う上品なカジュアル」をコンセプトとした、男性ならではのセレクトが女性の間で大人気。
http://blogs.elle.co.jp/shinzone/ -
蓮村 誠(Makoto Hasumura) /
マハリシ南青山プライムクリニック院長。東京慈恵会医科大学卒業、医学博士。オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ認定医。特定非営利活動法人ヴェーダ平和協会理事長。現在、診療に当たる傍ら全国各地での講演活動、 書籍執筆、テレビ出演、雑誌の連載などで活躍中。エル・オンラインでの連載「蓮村誠のFind Yourself 人生を楽しむヒント」も定番人気。2014年2月に新著『失うことは恐くない アーユルヴェーダで不安と悲しみを手放す』(春秋社刊)を上梓。
http://www.hoyurishikai.com/index.html