“醜いアヒルの子”だった現代のスーパーモデル、カーリー・クロスの出世術
「ロレアル」のアンバサダーに任命されるなど、人気といい、実力といい現在トップ中のトップといってもいいスーパーモデル、カーリー・クロス。“ヴロガー”として始動し、事業もスタートするなど、彼女が牽引する“新しいモデル像”のトレンドと、若い女性のロールモデルとして活躍中の22歳の素顔にクローズアップ! でも、実はモデルとしてはマイナスだらけだった彼女が今の立場になる背景に、1に努力、2に努力、3,4がなくて5に人柄、というくらいの徹底した真面目さとプロフェッショナルな姿勢があった……。
ロールモデルとしての責任と社会貢献への本格的コミット
2012年にはローレン・ブッシュ・ローレン(元大統領“パパブッシュ”の孫で、“ブッシュジュニア”の姪。夫はラルフ・ローレンの息子)の「FEED」プログラムに協力する形でニューヨークの「MOMOFUKU Milk Bar」とコラボし、独自レシピの「Karlie's Kookies」を販売開始。クッキー1枚につき10食が世界の飢えた子供達の食事になる仕組みで、2014年次で既に50万ドル分の食料がこのクッキーによって調達されている。
「私は“見られる”ことは多いけど、“聞いてもらえる”ことは少ないのね。だから私が自分自身を表現すると、それはとても大きなインパクトになるの。私は特に健康と運動、そして強さに対して情熱を持っているけど、それは私は私の写真を見る若い女性達が彼女たち自身について感じることにどのようなインパクトを与えるかに関して責任を持っていなくてはいけないから。だから、自分が自信を持てることに対しては特に敬意を持っていたいの。それに今は自分が望むだけの長い期間キャリアを持ち続けていられる機会が与えられている。私が今持っているプラットフォーム、私に与えられているスポットライト(名声)を意義あることに使うことが私のモチベーションになるの」。
text : Ryoko Tsukada