エディターズPICK 2015/8/6(木)
早耳調査隊が行く! 初の“ヴロガー”として始動

“醜いアヒルの子”だった現代のスーパーモデル、カーリー・クロスの出世術

「ロレアル」のアンバサダーに任命されるなど、人気といい、実力といい現在トップ中のトップといってもいいスーパーモデル、カーリー・クロス。“ヴロガー”として始動し、事業もスタートするなど、彼女が牽引する“新しいモデル像”のトレンドと、若い女性のロールモデルとして活躍中の22歳の素顔にクローズアップ! でも、実はモデルとしてはマイナスだらけだった彼女が今の立場になる背景に、1に努力、2に努力、3,4がなくて5に人柄、というくらいの徹底した真面目さとプロフェッショナルな姿勢があった……。

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2007AW春夏「カルバン クライン」のランウェイ

Photo : IMAXTREE

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実はファッション音痴だった過去。家族に守られてトップへ

幼少時からバレエを習い、一時は地元のカンパニーに入団をすすめられるも、13歳でチャリティファッションショーでモデルデビュー。「私は13歳の時にセントルイスのショッピングモールでスカウトされたの。飛行機すら乗ったことがなかったのよ。今なんて殆どの時間を飛行機の上で過ごしているのにね。30000フィート上空に住んでるのよ。」
 
モデル業に興味が無かったばかりか「そういう職業」があることすら知らなかったカーリー。「モデルになろうとなんて考えたことすらなかったし、そんな職業が存在することすら知らなかった。もちろん、そんな小さな町で育っても、クリスティ・ターリントンやナオミ・キャンベル、クラウディア・シファーなんかのスーパーモデルのことは知っていたわ。でもそういうのには普通の人は到底なれっこない、ものだと思っていたの。だからモデルを始めた時、初めてファッション誌を買って勉強したの。」
 
華々しいランウェイデビューは2007年、15歳の時。母親同伴で「カルバン・クライン」のキャスティングに行き、その場でそのシーズンのランウェイ独占契約を獲得した。「CBSニュース」のインタビューでこう答えている。「私は15歳で、ハイスクールに通いだしたばかり。ものすごく緊張しながらデザイナーのフランシスコ・コスタに会いに行ったの。シャイで、やせっぽちで、不器用で……、だからうまくいった感じがしなかったわ。」とのこと。そのランウェイで人気に火が付き、母親とともにフィレンツッェに赴き「グッチ」とのミラノコレクションランウェイ独占契約もゲット。初の海外旅行だった。
 
「インディペンデント」紙は彼女のこんなインタビューも伝えている。「私はとても守られていたの。どこかに行くときには必ずママかパパ、おじさんやおばさん、それにおばあちゃん、家族の誰かがかならずついていてくれた」。このように家族のサポートは万全。14~5歳でデビューし、よく知らない土地でひとりで活動することの多い少女たちにとっては、知らない大人たちに囲まれてお酒やドラッグなど、避けなければいけない落とし穴もたくさんある。カーリーはその点、家族から万全のサポートを受けていたのが幸いし、キャリアはまっすぐに伸びていった。

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text : Ryoko Tsukada

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