グラムロックの立役者たち その2
日本を愛したグラムロック界の大スター、デヴィッド・ボウイ
男なのか女なのかわからない、まさにアンドロジナスな存在だったのが当時のデヴィッド・ボウイだ。1972年から1年半におよぶワールドツアーでは、山本寛斎を衣装デザイナーに抜擢。その後も新鋭デザイナーをいち早く起用し、アレキサンダー・マックィーンやエディ・スリマンなどが衣装を製作している。親日家としても知られ、歌舞伎や女形の要素をステージパフォーマンスに取り入れていた。
Photo : AFLO, GETTY IMAGES Text : MEGUMI OTAKE