デヴィッド・ボウイもジュリーも愛した、“グラムロック”の歴史
2017/04/05(水)
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グラムロックの成り立ちとは?

2017年春夏のファッショントレンドに浮上したグラムロックは、煌びやかなスパンコールにユニークな装飾、アヴァンギャルドな異色の組み合わせが特徴。グラムロックとは簡単に言うとロックの一種で、1970年代初期から後半にかけてイギリスで大流行した音楽のジャンル。“グラム”の由来は、“魅惑的”を意味する“グラマラス”をもじったもの。
 
さかのぼること1960年代末期、ヒッピームーブメントが消息するなか、フォーク音楽に反発するかのようにロックに電子音を取り入れ、グラムロックを確立したのがバンド、T・レックスだ。ヴォーカルのマーク・ボランは中性的なルックスとアイメイクを施し、過剰なステージパフォーマンスでスターダムへと登っていく。
 
もともとボランと親交が深かったデヴィッド・ボウイも彼に影響されてか、互いをライバル視しながらグラムロック界を牽引。その中性的なセクシュアリティと派手な衣装、独自の哲学に基づいた生き方は、後のドラァグクイーンたちにも影響を与えている。
 
70年代後半に入ると、さらにロックの多様化が進み、ハードロックやパンクが流行したことで、グラムロックのパワーが衰退するも、ファッションにヒントを与える存在としてそのマインドは現代にも受け継がれている。
 
>> 次ページから、ディープな歴史を詳しくレクチャー! 

Photo : AFLO, GETTY IMAGES Text : MEGUMI OTAKE

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