エディターズPICK 2015/4/17(金)

【vol.1】Mamiが提案! ワークシーンで使えるおしゃれ英会話

ポッドキャストの大人気番組「バイリンガルニュース」のMCを務めるMamiさんが解説、大好評を博した英会話レッスンが再び登場! 今回は、ワークシーンで使える定番フレーズやこなれた表現、会議&プレゼンの心構えなどにフォーカス。しっかりマスターして、ビジネス英会話をブラッシュアップして。

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異論を出すときのポイント

日本では、批評と非難が混ざってることが多いのですが、このふたつは別物です。自分の意見を強調するより、周りに合わせてうまくやっていくのが日本式。日本は“和”を重んじるのに対し、欧米では自分の意見を飲み込むことは推奨されません。自分の意見や異論があれば発言している前提なので、何も言わなければ「同意している(agree)」とみなされます。意見が違うのは当たり前でよくあることなので、違う意見を言われても、そしてその相手が自分より年下だったとしても、「攻撃された」と思わずに、相手の意見を尊重し、平和的に話すことが大切です。 
 
異論を出すときのポイントは、相手の意見をいったん受け止めたうえで、ワンクッション置いてから話すこと。
 
たとえば、
That's a very good point. But~「それはいい視点ですね、でも~」 
 
「あなたはそう思うんだね」と相手を認めてから自分の意見を言うと、柔らかく聞こえます。 
 
反対意見を述べるときは、
In my opinion, 「個人的には」
From my experience, 「私の経験からは」
Personally, 「個人的な好みでは」
などから始めるといいでしょう。
 
自分の好みを言うときは
I prefer this idea because~「こちらのアイディアのほうが好きです。なぜなら~」
が使えます。
 
ちなみに「~だと思う」の意味で、日本人は「I think~」を使いがちですが、thinkは日本人が思うより弱く、「~かな」「~ですかね」ぐらいの印象です。思ってるだけ、という感じなので、ワークシーンで使うと自分のargument(議論)が弱くなります。「~だと思います」を「~です」と断定できるところは断定した方が良いです。
 
また意見を言うときは、常に「Why?」に返事ができるようにしておいた方がいいでしょう。何ごとにも根拠を求められるので、ただ「うまくいくと思います」などと言うと、「なぜ?」と詰められるかも。何かを説明するときには、簡潔に結論から話したほうがベター。結論を先に言って、必要に応じて説明をプラスするイメージです。 
 
お仕事シーン以外でも、
Let's agree to disagree.「意見が合わないということで同意しよう」
という言い方があって、「意見が違うね!」と結論づけて終わり、ということも(笑)。 
 
過去の個人的なエピソードとして、上司から「自分の言ったことをすべて信じないでくれ」と言われたことがありました。それは、上司が言ったことを盲目的に信じて動くな、自分で頭を使え、という意味です。たとえ長年使ってきたひな型でも、改善余地があれば平気で捨てる勇気をもて、というアドバイスでした。

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photo : Getty Images, IMAXTREE

  • PROFILE
    Mami(まみ)/1986年、東京生まれ。日本育ちのバイリンガル。大学卒業後、外資系PR会社に勤務。2013年より友人のMichael(マイケル)と英会話ポッドキャスト「バイリンガルニュース」をスタート。開始から数カ月でポッドキャストのiTunesランキング1位を獲得する大人気番組に。現在はフリーランスとしてコラム執筆など幅広く活躍中。初のエッセイ集となる電子書籍『バイリンガルニュースMamiの文字おしゃべり』(幻冬舎刊)が好評発売中。
    ポッドキャスト「バイリンガルニュース」はこちら

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