樹木に守られた緑のオアシスへようこそ
サンパウロ郊外の静かな丘の中腹に立つ、巨大な樹木に囲まれたその邸宅は、1970年代初頭、当時28歳だった建築家マルコス・アカヤバがデザインした代表作「ミラン・ハウス」として知られる。マルコスと作家である妻マレーネが、ここで緑のある生活を開始してからすでに35年以上の月日が流れていった。
「建築と自然の距離感、空間の持続性や連続性、空間と光の関係性など、ここにいると次々と新しいアイディアを探ることができます。この家は間違いなく、私の後の作品に影響を与えていますね」とマルコスは語る。
写真/周囲を囲む巨大な木々が、まるで家の一部のように見える緑の邸宅。木々に止まる鳥の鳴き声や、木の葉が風にそよぐ音が今にも聞こえてきそうだ。ガラス張りの躯体を周囲の樹木が取り囲み、適度にプライバシーを保つ役割を果たしている。
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photo : Richard Powers original text : Dominic Bradbury text : Asaki Abumi