「物欲ストックホルム」Vol.3 本場スウェーデンでも1店舗しかない「H&M HOME」へ！
ストックホルムに移住したエディターSANAEが、最旬インテリアアイテムやスポットを現地から直送する本連載。連載第３回目の今回は、あの人気ファストファッションブランド「H&M」のホームコレクションを先取り！
“ベディング”（ベッドまわり）のコーナーは、極めてシンプル。「ザラホーム」はベディングも流行を反映した華やかな柄が多いのに比べ、「H&M HOME」は色味を抑えたベーシックなものが多いところに北欧らしさを見た気がしました。リネンのピロケース99SEKなど。（1SEK≒13円）
いち押しはガシガシ洗えるタフなタオルやファブリック
キッチンツールやテーブルウェア、クッションからベッドリネンまであらゆるものが揃いますが、なかでも個人的にオススメしたいのはデイリーに“洗って使うファブリック”。肌ざわりのよさそうなリネンのティータオルやピローケース、シーツなど、シンプルでデイリーユースしやすそうなものが充実しています。タオルもハンドタオルは2枚で約600円〜ととってもお手頃なのですが、ファッションブランドならではのカラーリングやひとひねりあるデザイン。
シンプルな白タオルもジグザグ模様がグラフィカルでちょっといい感じ。ハンドタオル（30×50cm）2枚組49.50SEK、フェースタオル（50×70cm）49.50SEK、バスタオル（70×140cm）は99SEK。（1SEK≒13円）
“洗って使うファブリック”をオススメしたいと思ったのは、スウェーデンに来て初めて知った洗濯習慣の違いです。多くのマンションでは部屋に洗濯機がなく、共有のランドリールームを予約して一気に3台ほどの洗濯機をまわし、乾燥機で乾かします。洗濯の温度も標準設定は40度、さらに60度、90度などの設定も。90度ってほとんど熱湯、一体何を洗うんでしょう……？でも滅菌効果がありそう？なんて思って高めの温度設定＋乾燥機で洗っていたら、日本からもってきたふわふわの今治タオルが縮んで色移りしてゴワゴワ、見るも無惨な姿に……（泣）。なので現地のタオルはとってもタフ！というわけで、この「H&M HOME」のプロダクトもガシガシ洗って乾燥機に入れられるはずなのです。
この洗濯システムは天気が悪いから天日干しに向かない、という北欧特有の理由かと思いますが、ベランダに洗濯物が干されてないことが街の外観の美しさにもつながっているのですね。
バスマットもモノクロームで北欧らしいデザイン。（60×46cm）99SEK。（1SEK≒13円）
オンラインで買えるホームコレクション、見たところ現地と価格差もなさそうです。このお値段で宅配（送料は別途499円）もしてくれるなんて、忙しい日本女子の強い見方になること間違いなし！
Text: Sanae Sato
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H＆M
Drottninggatan 56
111 21 Stockholm, Sweden
tel. +46 331400 00
http://www2.hm.com/ja_jp/home.html※日本での「H&M HOME」単体でのショップオープンは未定。
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エディターSANAE
エディター＆ライター。航空会社にて客室乗務員として勤務後、現ハースト婦人画報社に入社。“プラダを着た悪魔”的ポジションから、『25ansウエディング』『エル・デコ』編集部を経てフリーランスに。現在はスウェーデン・ストックホルムと東京を行き来しながら、根無し草ライフ（？）を満喫中。