いろいろなダンサーたちのいいところどりをしていきたい
―― 入団当初から幅広い役柄を演じられている平野さんですが、目標とされるダンサーはいらっしゃいますか?
H:僕は、“この人”という人はいなくて。やはり、ダンサーひとりひとりにいいところがあるので、そのいいところどりをしたいなと思います。
―― 平野さんは、毎回いろいろな役を演じる前に、ルーティンみたいなものを作られていますか?
H:いや、僕は特別なルーティンというのはないですね。メイクをしている間にそのキャラクターに段々気持ちが変化して、ゾーン(役)に入っていくって感じです。
―― 『冬物語』もセリフが聞こえてくるようなバレエでしたが、演じながら気持ちをセリフなどで考えていたりしますか?
H:セリフは頭の中で言います。そういうシナリオは頭の中にあります。
―― では、1幕目と3幕目でガラッと変わった感じですか?
H:そうですね。
―― それも関西弁なのかなってちょっと思ってしまいました。(※平野氏は兵庫県出身)
H:いえ、英語ですね(笑)。
―― 先日のNHKのドキュメンタリーも多くの反響があり、Twitterでもとても話題になりました。
H:そうなんですか。ありがとうございます。嬉しいです。
―― 『くるみ割り人形』のパ・ド・ドゥをほとんど放送していたことが話題になっていました。
H:本当に大がかりな撮影で、4Kカメラを4~5台使って全幕撮っていましたよ。
―― 夏の『ロイヤル・エレガンスの夕べ』でも、メンバーのひとりに選ばれているそうですね。
H:はい、そうです。僕も高田(茜さん)も。
―― 皆さんを生で観られることに、今からワクワクしています。
H:ありがとうございます!
ロイヤル・バレエ『冬物語』
2018年4月20日(金)より、TOHO シネマズ日本橋ほかにて全国順次公開
http://tohotowa.co.jp/roh/
© ROH, 2018. ph.by Tristram Kenton