インタビュー 2015/7/28(火)
本誌インタビューの裏話

黒柳徹子さんからもらった「心に響く言葉」

『エル・ジャポン』9月号の「教えて先輩! リアル人生相談室」特集にスペシャルゲストとしてご登場いただいた黒柳徹子さん。こちらでは、本誌インタビューでとりわけ印象的だった“徹子さんの金言”、舞台裏のお話をちょっぴりご紹介! 徹子さんの類い稀なる感性、ぶ厚い人生経験のフィルターを通した言葉や生き方から、きっと勇気がもらえるはず。

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決めたときは決めた!

日々なんとなく頭をよぎる思いがあっても、いろいろな理由をつけて行動には移さない、移せないということはある。エル世代の女性なら、仕事、恋愛、留学、結婚、そうした決断で迷うことだってある。女友達や周囲の意見に右往左往して、決断が大きくグラつくこともあるだろう。そんなときに、徹子さんのこのシンプルな言葉は、力強く背中を押してくれる。
 
「決めたときは決めたのだから、もう迷わない」
 
「芸能人として甘やかされていてはダメになってしまう」という危機感から、「実家を出て自分のお金で生活しなくては!」と自立を望んだ徹子さんは、本格的にブロードウェーで舞台の勉強をするために、仕事を1年間休業してNYの留学へと旅立つ。そこで得た一流の俳優たちとの素晴らしい出会いや見聞、経験については、推して知るべし。現在に至る活躍ぶり、国境や年齢、性別(さらには人間だろうと、動物だろうと!)関係なく愛されるチャーミングな人柄、慈愛に満ちた生き方、子どものようにユニークな感性を見ればうなずける。潔い決断力があったからこそ得られた“宝物”と、そのための修練、努力の大切さを感じずにはいられない。
 
「人生の転換期も人との出会いも、すべては運と縁。直感で動きますし、迷っても仕方ないですよね」と語るように、徹子さんはいたってまっすぐ。それでいて、頭も心も驚くほどしなやか。挑戦してみたいと思うことがあったり、人生の流れを変えそう!?なことに直面したときこそ、徹子さんを見習って、ある種の直感を頼りに腹を括ってみてはどうだろう? 可能性をつぶすのも広げるのも、柔軟な考え方と、後ろを振り返らない決断力だと納得できるかもしれない。

>>黒柳徹子さん×ジェーン・スーさんの対談内容は本誌9月号をチェック!

  • PROFILE
    東京、乃木坂生まれ。トモエ学園から香蘭女学校を経て、東京音楽大学声楽科卒業。絵本を上手に読めるお母さんになりたいと、NHK放送劇団の試験を受け、合格。独特の個性でテレビ、ラジオ、舞台で活躍する。1981年、自身の子ども時代を綴った『窓ぎわのトットちゃん』がベストセラーに。司会を務めるトーク番組「徹子の部屋」は、今年、放送開始40年目に突入。’84年から、ユニセフの親善大使を務め、アフリカやアジアの国々を訪れている。

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Photo : Gordon Monroe(portrait), AFLO, Hisai Kobayashi(book)

  • 『トットひとり』(新潮社刊 ¥1,500)

    最新刊『トットひとり』では、親交が深かった向田邦子さん、沢村貞子さん森繁久彌さんといった、“同じ匂いを持った人”とのエピソードが綴られ、“徹子のヘア”のお話も。「大切な人はもうみんないなくなってしまった」と語る回想録の数々は、感涙必至。若い読者からは感動の手紙が寄せられているという。

  • 『エル・ジャポン』9月号をチェック!
     
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