『L.A. ギャング ストーリー』のライアン・ゴズリングに直撃インタビュー
純愛ドラマ『きみに読む物語』で一躍注目を浴び、続く『ブルーバレンタイン』『ドライヴ』ほかで全世界の女性ファンのハートをがっちり掴んだライアン・ゴズリング。今年3月には突然の俳優休業宣言で世間を驚かせたライアンが、新作『L.A. ギャング ストーリー』について、そしてプライベートでハマっていることや“モテる秘訣”について、たっぷり語ってくれた!
エマ・ストーンとはすごくウマが合うんだ
――ギャング映画のファンだったんですか?
子供のときはギャング映画にはまったく興味がなかったよ。僕が好きだったのは探偵ディック・トレイシーで、彼が活躍する映画はお気に入りの1本だった。でも40年代ハリウッドの雰囲気には憧れたし、俳優になりたいと思ったきっかけのひとつでもあると思うな。監督のルーベンは、LA郊外で見捨てられていた建物を使って当時のハリウッド大通りを見事に再現させたよ。
――あなたが演じる刑事ジェリーは最初、“ギャングスター・スクワッド”入りを躊躇しますよね。犯罪者の友人もいて完璧な正義漢という雰囲気でもない。
これは強調しておきたいんだけど、僕が演じたジェリー・ウーターズ刑事は本当に勇敢な男性だ。この映画は実話にインスパイアされた物語であって、ジェリーのキャラクターも複数の刑事像をミックスさせている。特殊部隊入りした刑事たちはみな特殊能力を見初められたんだ。ジェリーの場合は裏社会とのコネクションがあること。彼が部隊入りを躊躇するのは、政治家や警察がミッキーの恩恵を受けているのを日々目の当たりにしてるから。心のどこかであきらめているんだ。でも、ある事件がきっかけとなって立ち上がる。
――彼がギャングの情婦グレイスと恋に落ちたことも彼に影響を与えましたよね。
恋愛パートは映画用のフィクションだけどね。エマが演じた女性は実在しないんだよ。
――グレイス役のエマ・ストーンとは『ラブ・アゲイン』に続く共演でしたね。
僕たちとってもウマが合うんだ。二人ともジョーク好きだし、互いを笑わせるのに必死になっている。だからまた共演できると知って喜んだんだけど、今度はすごくシリアスな状況に置かれた恋人を演じなくてはならない。僕は自分がハンフリー・ボガートあたりになったふりをしてみたんだけど、撮影中はずっとエマがジョークを言い出すんじゃないかと気が気じゃなかったよ。
text : Midori Yamagata
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『L.A. ギャング ストーリー』
不正がはびこる1949年のロサンゼルスを舞台に描くクライム・サスペンス。闇の社会を牛耳るギャングのボスに戦いを挑むため、身分を隠して極秘部隊“ギャングスター・スクワッド”を結成した警察官たちが、法に縛られない手段で悪に立ち向かっていく。
監督/ルーベン・フライシャー
出演/ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、ショーン・ペン、ニック・ノルティ、エマ・ストーン
配給/ワーナー・ブラザース映画
公式サイト/www.lagangstory.jp
2013年5月3日(金)~、丸の内ルーブルほか全国ロードショー
(C) 2013 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED