インタビュー 2013/5/22(水)
オルガ・キュリレンコインタビュー

世界で活躍するために忘れたこと、覚えたこと

「“ボンドガール”は大成しない」。『007/慰めの報酬』でボンドガールを演じたウクライナ出身の女優、オルガ・キュリレンコはそんなジンクスを破ったとも言われ、現在世界中の監督や製作陣から注目されている。レイチェル・マクアダムスを3番手におさえ、ベン・アフレックの相手役を務める『トゥ・ザ・ワンダー』では、テレンス・マリック監督の次のミューズかと噂され、フィリップ・シュテルツェル監督の次回作ではアーロン・エッカートに並び活躍。母国の『La terre outragée(原題)』ではチェルノブイリ原発事故に関わる女性の人生を演じ世界的な話題に。そして今回、なんとトム・クルーズの相手役として『トロン:レガシー』のスタッフがおくる近未来アクション大作『オブリビオン』のヒロインとして来日した。元トップモデルから3ヵ国語を操る世界的女優としてAクラス入りを果たそうかという彼女の、少女のようでいてパワフルな素顔がわかるインタビューをお届け!

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5月7日(火)のジャパンプレミアには「ディオール」の2013年プレフォールコレクションよりマキシ丈ドレスで登場。トム・クルーズとジョセフ・コシンスキー監督を従えて。

(C) 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

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トム・クルーズとの相性

―今回、SF大作のヒロイン役はとても大きな仕事だと思いますが、どのようにしてこの役を手に入れましたか?
 
脚本を読んで、すごく興奮したの。読んだこともない脚本、見たこともない映画が私の作品選びの基本なんだけれど、本当にどうなるのか先がわからない作品で興奮したわ。トム・クルーズが相手役ということもあるし、監督のジョセフ(・コシンスキー)に遭って映像の一部を見せてもらったら「もう、絶対これはやらなきゃ!」という気持ちになったの。
 
当時、マイアミで『Magic City(原題)』というドラマを撮影していたので、週末にマイアミからロスに飛んで、何度もオーディションを受けて、またマイアミに戻るという生活をしていたわ。他の人も(この役の)オーディションを受けていたようなのだけれど、その後、役を任されて本当に嬉しかった。本当にこの役が欲しかったんだもの。
 
―オーディションで受かった理由は何だと思っていますか? 勝ち抜いた秘訣は?
 
わからないわ。監督やトムに聞いたほうがいいわ、その質問は(笑)。でも、この間同じ質問をされたジョセフが言っていたところによると、「トムとのケミストリー」だそうよ。オーディションを受けたとき、トムとの読み合せがあったんだけれど、それを見て相性が合うと思ったらしいの。それが良かったんじゃないかしら。
 
>>オルガが世界的な女優になれたワケ。次のページへ 
 

  • 『オブリビオン』
     
    コンピューター空間での戦いを描き、まったく新しい映像感覚を生み出した『トロン:レガシー』のジョセフ・コシンスキー監督が仲間とともに、またもや高度3000mと宇宙を舞台に新感覚のSF大作に挑戦。今回は主演にトム・クルーズを迎え、全ての規模が倍増! まるで壮大なテレビゲームの世界に入り込んだような不思議な感覚が味わえる映画は、映画館でチェックしないと意味がないかも!
     
     
    〈STORY〉
    2077年、エイリアンの侵略により地球は荒廃し、宇宙に避難した人間たち。地球に残され、生き残りのエイリアンを監視する役目を妻とともに任されたジャック(トム・クルーズ)。彼は宇宙に避難した地球人組織からの指示を受け仕事をする単調な日々を送る。その役目もあと少しというところで、宇宙船が墜落した。確認をしに行った先で発見した、唯一の生存者ジュリアがなぜかジャックを知っていたことで、すべての日常が狂いだしていく……。
     
    監督・原作・製作/ジョセフ・コシンスキー『トロン:レガシー』
    製作/ピーター・チャーニー
    出演/トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、モーガン・フリーマン、メリッサ・レオ
    配給/東宝東和
    公式サイト/http://oblivion-movie.jp/
    2013年5月31日(金)より全国ロードショー

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