インタビュー
2015/11/06(金)
ELLE CINEMA AWARDS 2015

オスカー女優、ヒラリー・スワンクが選ぶ今年のベスト映画

読者が選ぶ今年のNo.1映画「ELLEシネマ大賞」。年末の投票に先駆けて、続々と著名人や映画関係者からの私的ベストを公開中! その皮切りとして、あのオスカー女優、ヒラリー・スワンクが特別参戦。日本では2015年の公開となる、彼女の最新主演作『サヨナラの代わりに』(11月7日公開)の見どころとともに、自身の出演作以外でセレクトした今年のNo.1映画についても熱く語る!

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『セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレター』

(c)Sebastiao Salgado (c)Donata Wenders (c)Sara Rangel (c)Juliano Ribeiro Salgado

今年観たNo.1映画は『セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレター』

―さて、日本版エルでは今年初めて、読者投票による「ELLEシネマ大賞」を開催します。あなたが今年観た映画で、いちばんよかった作品について教えてください。
  
いろんなジャンルのものを観るんだけど、ドキュメンタリーだったらいちばん好きだったのが『セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレター』。ヴェンダースの作品ね。とにかく演出・構成が素晴らしかった。写真を見ているとそこにサルガドが映り込んでいて、カットすると今度は撮影場所の映像に切り替わる。そして、サルガドがどうやってその写真を撮ったのか、語り始める。彼自身のことも、彼の写真の歴史も深く知ることができるんです。サルガドは自分の生きたいように生きてきた人。それなのに彼の家族は犠牲になるどころか、彼の生き方をサポートしている。それがすごく素敵だなと思いました。本当に学ぶことの多い映画だったわ。

  • (c)Sebastiao Salgado (c)Donata Wenders (c)Sara Rangel (c)Juliano Ribeiro Salgado

    『セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレター』
    ブラジル出身の世界的報道写真家、セバスチャン・サルガド。その美しくも荘厳な写真の数々はいかにして撮られたのか。巨匠ヴィム・ヴェンダースとサルガドの長男であるジュリアーノ・リベイロ・サルガドがそれぞれの切り口で稀代の写真家であり、家族思いのひとりの男でもあるサルガドの波乱に満ちた人生をたどる。アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞ノミネートをはじめ、各国の映画祭で絶賛された感動のドキュメンタリー。現在公開中。
    http://salgado-movie.com/

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Text: Aki Takayama Hair: YOSHi.T for MONDO(AVGVST) Make-up: Ken Yoshimura(AVGVST)

  • c2014 Daryl Prince Productions, Ltd. All Rights Reserved.

    『サヨナラの代わりに』
    余命を告げられた女性とその介護をすることになった夢に挫折した女子大生、正反対の二人が限りある時間のなかで友情を築いていく。弁護士の夫(ジョシュ・デュアメル)と充実した日々を過ごしていたケイト(ヒラリー・スワンク)は突然。難病である筋委縮側索硬化症(ALS)を発症する。一年半後、一人では動けなくなったケイトは介助の素人どころか普通の家事さえもろくにできないベック(エミー・ロッサム)を介助人に選ぶが……。2015年11月7日より公開。
    http://sayonarano-kawarini.com/

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