2014/10/17(金)
ロケ地めぐりで2倍楽しむ! NY・ブルックリン映画を総ざらい
NYを舞台にした映画は数知れず。なかでも今、最もホットなおしゃれエリア、ブルックリンが舞台の映画にフォーカス! ロケ地に足を運んでブルックリン旅を2倍楽しむもよし、年代を追って街並みの変遷を見比べてみるもよし。この10年で大きな変貌を遂げたブルックリンをもっと知るためのムービーガイドをお届け。
ドラッグで身を滅ぼす人々の転落劇
『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000年)
『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督が、デビュー作『π』に続いて低予算かつ斬新な映像で世間に衝撃を与えた2作目。ブルックリンのコニーアイランドに暮らす親子と息子の恋人が、それぞれドラッグに手を出したことで破滅へ向かうさまをショッキングな映像描写満載で描く。主人公が将来を思い描くシーンで登場する、スティープルチェイス桟橋の海のきらめきが目に焼き付いて印象的。アロノフスキー監督自身もブルックリン生まれ。
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『レクイエム・フォー・ドリーム』
2000年
監督/ダーレン・アロノフスキー
出演/エレン・バースティン、ジャレッド・レト、ジェニファー・コネリー