【イタリア特集】観光、グルメ、宿! 永遠の都ローマを楽しむベストアドレス
2017/10/09(月)
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観光テーマ③

ノットOnlyフィレンツェ。ルネサンスの珠玉はローマで

中世暗黒時代の後、フィレンツェで起こったルネサンス運動は、最高権力と富を冠したローマ法王のお膝元でより一層凄みを増す。とりわけバチカン内のシスティーナ礼拝堂や法王たちのアパートメントは、ルネサンス3大巨匠のミケラン ジェロとラファエロを筆頭に、各国トップのアーティストたちがコラボした超次元的な芸術の殿堂だ。街中の主要な教会や豪族たちの屋敷に秘められた有名傑作も見逃せない。

システィーナ礼拝堂のミケランジェロ作「最後の審判」と天井画を鑑賞したら四方の壁画にも注目。

バチカン美術館/Musei Vaticani

ラブリーな教皇フランチェスコ2世の就任以来、固く門を閉ざし ていた法王庁関連の施設が近年続々一般公開され、バチカンもぐっと身近に。オプションも豊富で、毎週金曜夜に催される音楽会やアペリティフ付きツアーが一押し。

主祭壇前にある十字架を持った「あがないのキリスト」像。ミケランジェロ全盛期40代の小傑作。

サンタ・マリア・ソープラ・ミネルバ聖堂/Basilica Santa Maria Sopra Minerva

古代ミネルバ神殿を礎に、イタリアの守護聖人、聖カテリーナの霊廟を主祭壇に祭り、G・ガリレイが異端裁判にかけられた中庭を持つ聖堂。ミケランジェロの彫刻のほかにも、ペルジーノやフィリピーノ・リッピの壁画などルネサンスの逸品が煌めく。

優美で力強いルネサンスらしいモニュメント。

サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ聖堂/Basilica di San Pietro in Vincoli

聖ペテロが牢獄で繋がれたという由緒ある鎖=ヴィンコリを祭る小聖堂で、内陣右脇の壁には今年1月に修復を終えたば かりのミケランジェロのモーゼ像が鋭い眼光を放つ。教皇ユリウス2世の気まぐ れで頓挫した未完の霊廟ながら大迫力。

別名「西洋のベツレヘム」と呼ばれ信仰を集めてきたローマの4大聖堂のひとつ。 

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂/Basilica di Santa Maria Maggiore

356年の夏の夜「雪の降る地に聖堂を建てよ」という 聖母マリアのお告げによりリベリウス3世が建立したキリスト教初期の大聖堂。聖母に捧げた各時代の贅を尽くした建築が溶け合う大胆な折衷ぶりがお見事。主祭壇周りの壁や天井を飾る5~13世紀にかけての煌び やかなモザイク、ルネサンスの優美なレリーフやバロックの主祭壇、教皇たちの礼拝堂など見どころが満載!

Photo: ANDREA ANNESSI MECCHI, SERAFINO DI-GREGORIO(Roma)
Realization: MICHIKO OHIRA(Roma)
Illustratoin: SAKINO TORIITSUKA /BUILDING
Cooperation: REGIONE AUTONOMA VALLE D'AOSTA

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