みそ汁の湯気から伝わる幸せ
『いつか読書する日』
「主人公の女性は牛乳配達員をやっていて、毎朝、新聞の新刊紹介の部分を切り取ることを日課にしています。この映画の舞台は長崎なんですが、寒い冬の日に、みそ汁を食べているシーンがあるんです。そのみそ汁の湯気がホカホカしていて、本当においしそう。牛乳配達のときに、瓶がカタカタと音を立てる様子もよかったです。どちらかというと暗めの映画なんですが、おいしい料理を食べるときは幸せな気分になれる、ということがよく伝わってきます」(野田さん)
朝は牛乳配達、昼はスーパーのレジ打ち、夜は自宅で読書という日常を送る独身女性・美奈子。彼女には高校時代からずっと思いを寄せる男性がいるが、その思いを打ち明けられない理由があった。
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『いつか読書する日』
2004年
DVD ¥5,040 発売中
監督/緒方明
出演/田中裕子、岸部一徳
発売・販売元/アミューズソフトエンタテインメント -
野田雄紀/神宮前の人気ビストロ「kiki harajuku」オーナーシェフ。2013年4月にコンセプトを一新し、季節のフルーツを組み合わせたビストロ料理をメインに。料理に合う自然派ワインのラインナップも充実。ランチは自家製のバゲットを使用したオープンサンド「タルティーヌ」が看板メニュー。
「kiki harajuku」http://www.kikiharajuku.com/