セクハラセレブめった斬り! 2017年ゲスゴシップ放談
2017/12/06(水)
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マコーレー・カルキン(Macaulay Culkin) マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)

Photo: Getty Images

“謝罪ついでのカミングアウト”ですべてを敵に回したケヴィン・スペイシー

N:それは知らなかったです! でもそれはマイケル・ジャクソンを思い出しますね……。子役たちの親が差し出していたわけですよね。

P:その件はマコーレー・カルキンは否定したけど、本当に何もなかったのかというのはみんなが疑っているところよね。2人のコリー(※1)もプロデューサーたちの間で「まわされていた」とコリー・フェルドマンが告発している。イライジャ・ウッドも、自分は被害者ではないけれど、そういうことがあると告発してた。プロデューサーとか大物俳優とかの「小児性愛者クラブ」みたいなものがあって、そのなかでかわいい子役の男の子を交換するんですって。

N:ひどすぎます。FBIの捜査が入ってもおかしくないですよね。

ブライアン・シンガー(Bryan Singer) 

Photo: Getty Images

P:ブライアン・シンガー監督もヤバいんじゃないか(※2)と思う。彼の常套手段として語られているのが自宅でプールパーティを開いて、ゲイの男の子たちを呼ぶんですって。呼ばれた男の子たちがプールにうじゃうじゃしているの。でもブライアンから「次の『X-MEN』に出してあげるよ」って言われたら断れない。

N&K:はあ……。

P:でもニューヨークのゲイの男の子が言っていたのは「ロサンゼルスでショービズ界に入りたい男子はあっさり引っかかるんだよね」ですって。わざわざ自分から引っかかりにいく人もいるみたい。

N:枕営業みたいな?

P:ニューヨークのゲイの男の子はもう少し意識が高いって言ってた。

ケヴィン・スペイシー(Kevin Spacy)

Photo: Getty Images

N:今問題なのはセクハラ事件とそういった取引をごっちゃにしてることですよね。そもそも性を取引材料にできるシステム自体が問題なのに、自分から引っかかりに行く人がいるから性犯罪に遭う人がいても仕方ないみたいな議論のすり替えが気になります。実際ニューヨークでもセクハラ事件は起きてますよね。ブロードウェイに出ていたときにセクハラしたケヴィン・スペイシーとか。彼の場合は、ワインスタイン以上に落差が激しかった。あの話を聞いてから「ハウス・オブ・カード」を見ると、ミーチャムとのシーン(※3)とか「うわ〜」ってなります。

P:プライベートをこれまで見せてこなかったから落差が大きいのよね。

N:これもカミングアウトと合わせてしまったのは大失敗だった。

K:ケヴィ子、あんたがやったことと、あんたが悩んでいたかもしれないことは別問題だから! オンライン速報読んだ途端に叫んじゃいましたよ。彼の思考回路は理解できなくもないけど、アウトすることに悩んでいる人にとっても大迷惑。

P:でもバイセクシャルだったのよね? 女性とも男性とも関係を持ってきたけれど「男性を選んだ」ってカミングアウトしているんだから。

K:そこは言い訳だと思います。完全に言い訳。別にそのままバイでよくない? セクシャル・フルイディティってそういうことじゃねーから。

N:バイを匂わせながらゲイを選んだっていう言い方もよくない。すべてを敵に回しましたよね。

K:意訳すると、ケヴィ子の言っていることは「アウトできなかったから男子への性欲は隠れてセクハラで済ましていましたごめんなさい」。哀れんでくれると思ったのかな? 全方位からみんなが怒ってる。大失敗すぎてわざとなのかなとすら思います。

  • ※1 コリー・ハイムとコリー・フェルドマン
    ※2 複数の元少年から性的被害の訴えがあり、いずれも有罪とはなっていないが、告発者にそもそも訴える能力や資金がないなど疑惑は払拭されていない。一旦は示談に持ち込んだものの、レイプ告発者のひとりは拒否。ワインスタインやスペイシーの事件を受け、当時ともに告訴されていた舞台美術家ゲイリー・ゴッダードが、少年にレイプしていたと俳優のアンソニー・エドワーズ(「ER」)に告発され、2017年11月28日に自分の会社から去ったことで、再びシンガーの過去の性行為の強制や未成年飲酒・薬物疑惑にスポットライトが当たっている。
    ※3 ケビン・スペイシー演じる大統領候補がボディガードの男性ミーチャムと3Pをするシーンが、プロデューサーでもあるケビンの個人的趣向が入ったシーンだったのではないかと噂されている。

Text: Yoko Nagasaka

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