セクハラセレブめった斬り! 2017年ゲスゴシップ放談
2017/12/06(水)
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ジェームズ・トバック(右・James Tooback) 。ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラを見て見ぬふりしていた、クエンティン・タランティーノと。

Photo: Getty Images

監督協会のカードを印籠変わりに使っていたジェームズ・トバック

P:ジェームズ・トバック監督(※1)がその見本よね! 売れてなさそうな女優が脚本をキンコーズでコピーしている瞬間に監督だって言って近づくの。トバック監督はポケットに自分のDVDを入れて持ち歩いてたんですって。女の子に見せるために。あとは監督協会のカードを見せて「俺は監督だ」って言うらしい。大した監督じゃないし顔が売れてないから。

N:水戸黄門の印籠みたい……。
 
K:ええいっ、ただのジジイが何を言う! って悪代官に斬られてしまえ。

マリオン・デイヴィス(Marion Davies) 母の“いけにえ”になった女優には、『ラスト・スキャンダル~あるハリウッドスターの禁じられた情事~』(2013)でも描かれた、ビヴァリ―・アードランドなどもいる。

Photo: Getty Images

P:ネットで自分の引っかかった手口を明かしている女の子は「私は田舎から出てきてわからなかった。業界ってそういうものかと思わされた」って。何度も食事をおごって「君にぴったりの役があるんだ」って言ってホテルに呼び出す。それで「監督と女優として信頼を築くのには君のすべてを見る必要がある」って言うんですって。

K:ベタ! アメリカの場合はある程度稼げる女優にならないときちんとしたエージェントが雇えない。だからなおさら、新人の女の子が被害にあってしまいやすいという環境なんですかね。そういうのが普通になっているから、発覚しにくい?

N:ちゃんとしたエージェントが“オーディション”に送り込むことありますよ~。
 
P:昔は母親が差し出す、みたいなことがあったのよね。新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの愛人だった女優のマリオン・デイヴィスの場合は、彼女のお母さんが女衒みたいに映画会社の重役たちにマリオンをあっせんしてた(※2)みたい。チャップリンの2番目の奥さんもそうだったと言われてる。というのもチャップリンもペドファイルで有名(※3)だから。

  • ※1 ジェームズ・トバック監督は若い女性に声をかけて、セクハラ行為を繰り返していた。
    ※2 新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの34歳年下の愛人だった女優のマリオン・デイヴィスは、彼女の母に斡旋されていたと言われている
    ※3 チャップリンの1度目の妻ミルドレッド・ハリスは16歳でサミュエル・ゴールドウィンのパーティで出会ったチャップリンと結婚。2度目の妻リタ・グレイは12歳の時にチャップリンの映画『キッド』に出演、16歳でチャップリンと結婚した。ちなみにカリフォルニアでは未成年とのセックスは強姦罪

Text: Yoko Nagasaka

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