【特別編】女性を活かす職場の作り方/Wikia社
不定期連載でお届けしている、女性を活かす職場訪問取材。今回は特別に海外へ進出! 話題のコミュニケーションサイト「Wikia(ウィキア)」のサンフランシスコ本社を訪れ、ITメディアの最前線のオフィスづくりを体感。開放感あふれる雰囲気はオフィスだけではなく、その働き方にも秘密が! 三児の母でありながら要職につく、マーケティング・ディレクターのクリスティー・シャノンにインタビュー。
女性のみならず誰に対してもオープンな社風
――Wikiaで働いていて楽しいところはどんなところですか?
当初は、出版や新聞などのメディアでの経験を活かして、3年前からマーケティング・コンサルタントとして関わったのですが、チームで働くこの会社の面白さに魅せられて社員になったんです。創立は2006年ですが、特にこの5年で急成長した会社なので、日々変化があることが刺激的で楽しいですね。退屈したことがない。スタッフが話し合うトピックスが文字通り、日々変わるんです。新しいことにチャレンジしよう、問題を解決していこうという前向きな気持ちが自然と湧いてきます。「失敗するなら早くしろ、そうすれば早く成功することができる」と私たちはいつもいっています。失敗もネガティブにとらえない雰囲気があるんです。
――女性にとってはどういう会社ですか?
どんなタイプの人にもオープンな会社で、それは女性に対しても例外ではありません。産休制度は男女ともにあり、社内には授乳室もあります。実は、私は今、サンディエゴに住んでいて、サンフランシスコのこの本社に来ることは仕事に応じて月に1、2回です。5歳の男の子と6ヶ月の双子の女の子がいるので、この勤務システムが許されているのは私にとってとても幸運です。実は、サンディエゴに家族の事情で移ることになったとき、キャリアを諦めなければいけなかもしれないと覚悟しました。が、会社はぜひこのまま働いて欲しいといってくれたのです。
Photo: Molly DeCoudreaux Interview & Text: Atsuko Tatsuta
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クリスティー・シャノン
「Wikia」社 シニア・ディレクター・オブ・インテグレーテッド・マーケティング
NYのコンデナスト社で雑誌マーケティングを経験し、LAに移住。『ロサンゼルスタイムズ』紙のデジタル・マーケティング部門に勤務。その後、「Wikia」のマーケティングチーム設立時にコンサルタントとして関わった後、正社員となり2015年より現職。