特集
2015/11/30(月)
西海岸のITメディアに勤める女性エグゼクティブを直撃!

【特別編】女性を活かす職場の作り方/Wikia社

不定期連載でお届けしている、女性を活かす職場訪問取材。今回は特別に海外へ進出! 話題のコミュニケーションサイト「Wikia(ウィキア)」のサンフランシスコ本社を訪れ、ITメディアの最前線のオフィスづくりを体感。開放感あふれる雰囲気はオフィスだけではなく、その働き方にも秘密が! 三児の母でありながら要職につく、マーケティング・ディレクターのクリスティー・シャノンにインタビュー。

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クリスティーンは今年双子を出産したばかりの三児の母。サンディエゴに住んでいて、このオフィスに出社するのは月に数えるほどで、あとは在宅で任務をこなしているとか。

ユーザーはオタクではなく“スーパー・ファン”

――Wikiaのオフィスは、壁や個室などは最小限に止めたつくりで、開放放的かつ自由でカリフォルニアのITメディア企業らしいという印象を受けますね。
 
その通りですね。Wikiaはポップカルチャーとエンターテイメントの世界最大のウェブサイトの会社です。映画やTVドラマ、アニメ、ゲームなどの熱狂的なファンによって作られた、32万5千個を超えるコミュニティがあって、1ヶ月あたりのユニークユーザー数は1億8500万人を超えます。そうしたコミュニティの楽しい雰囲気が反映されていると思います。例えば、“ウォール・オブ・ファンダム”のエリアは私のお気に入りです。シェルフにアニメや映画のグッズなどが飾ったあるコーナー。とてもワクワクした気分にしてくれます。私はこれまでに出版社や新聞社などいくつかのメディアで働いた経験がありますが、このようなオフィス環境は初めてです。とてもオープンで楽しい雰囲気が私も気に入っています。

オープンな印象のオフィスはほとんど壁を配置せずに使用。社員が誰でも自由に使える広いキッチンスペースでは、お昼どきにサンドイッチの材料が並べられるとか。また、個別デスクのまわりにいくつも用意された“オープン・シーティング”は、ソファなどリラックスした環境で仕事に励める。

Illustration: Nao Sakamoto

――CEOまで、同じオープンの空間に座っているのが素晴らしいですね。
 
役職がなんであれ、どの社員にも議論の場が開けているという象徴なんです。オフィスのあり方は、会社の本質と通じていますね。会社が社員に対してどのように向かい合っているかわかるのです。

Photo: Molly DeCoudreaux Interview & Text: Atsuko Tatsuta

  • クリスティー・シャノン
    「Wikia」社 シニア・ディレクター・オブ・インテグレーテッド・マーケティング
    NYのコンデナスト社で雑誌マーケティングを経験し、LAに移住。『ロサンゼルスタイムズ』紙のデジタル・マーケティング部門に勤務。その後、「Wikia」のマーケティングチーム設立時にコンサルタントとして関わった後、正社員となり2015年より現職。

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