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「居心地がよすぎて家に帰りたくなくなることも」と語る三島さんは、デスクよりもオープンスペースで仕事をすることが多いそう(写真上)。英語が飛び交うオフィスは日本にいながらにして海外にいるような感覚に(写真下)。

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インスタグラム人気の秘密は?

手軽に写真を編集し、友達とシェアできることで人気上昇中のアプリ、インスタグラムを2012年に買収したFacebook。世界で2億人が利用しているインスタグラムのコミュニティマネージャーを務める三島英里さんにお仕事内容をAsk!
 
―お仕事の内容を教えてください。
「“コミュニティ”というのはインスタグラムならではの概念で、日本やアジア発のコミュニティを世界に発信しながら大きくしていくことが私の役割です。具体的には“InstaMeet(インスタミート)”というインスタグラムコミュニティの利用者同士が集まって一緒に写真を撮るイベントのサポートをしたり、コミュニティ内のインフルエンサーの方を発掘してコンタクトを取ってコミュニティを盛り上げる施策を考えたり。ブログや記事を書くエディトリアルもメインの仕事です」
 
―インスタグラム人気の理由をどう分析しますか?
「インスタグラムのコアは“シンプルであること”。Facebookにはいろいろな機能がありますが、それを写真だけに絞ったイメージです。もともと写真は日本人と親和性が高いですし、そしてそれをキレイに編集・加工できるのが受けている理由だと思います。文章ではなく写真を中心に物事を伝えたいタイプの人には特に受け入れられている気がします。インスタグラムの使われ方には大きくふたつあって、ひとつは日々の生活、日常のライフログとして使っている人。もうひとつは作り込んだ写真を投稿している人。インスタグラムは正方形という特徴がありますので、その正方形を使ってどう面白いデザインを作るか、に情熱を注いでいる方もいらっしゃいます」
 
―入社して感じたFacebookらしさとは?
「いい意味でルールがないことです。私は日本の会社で働いてきたので、何をするにも承認が必要でしたが、今はその点でもとても自由に進められます。オフィスの特徴である“壁がない”ところもそんな自由さを象徴していて、ユニークだと思います。ただその自由さは個人の責任があってこそ成立するものなので、何でも許されるという意味ではないんです。それからスタート当時、6人しかいないときから“自分たちで何でもやる”のが習慣になっている社風ですので、私はインスタグラムの担当ですがFacebookの仕事もやりますし、自分のことだけではなくすべてにアンテナをはっています」

「【Vol.3 Facebook】おしゃれなオフィスを覗き見! クリエイターの仕事場」トップへ

photo : Tomoko Osada

  • Facebook/2004年、ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグ氏が学生向けソーシャル・ネットワーキング・サービスとしてスタート。2006年に一般公開されると瞬く間に利用者を増やし、2012年には月間利用者数は10億人を突破。現在は12億8000万人の利用者を誇る世界最大のSNSとして、ここ日本でもライフスタイルに欠かせない存在になっている。

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