セレブコラム
2017/03/03(金)
立田敦子のセレブBUZZ 第42回セザール賞

今年のセザール賞は、ますます外国勢の存在感が増大!

フランス映画界のアカデミー賞といわれている、セザール賞の授賞式が、現地時間2月24日(金)に開催された。今年の受章結果の傾向を映画ライターの立田敦子さんが分析。

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グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)

名誉賞の人選はハリウッド人気にあやかりたい現れ?

 また、作品賞に続き重要な監督賞は、カナダの気鋭グザヴィエ・ドランに!
主演のギャスパー・ウリエルを始めマリオン・コティヤール、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイなどフランスのスターキャストのフランス語映画とはいえ、カナダで撮影されたこの作品に監督賞、そして主演男優賞を授与するとは、これもなかなか寛容です!
 
 また、ゼザールの外国人といえば、名誉賞。
ジャン=リュック・ゴダールやジャンヌ・モロー、ジャン=ピエール・レオなどフランス映画界の重鎮が受賞する年もありますが、2010年ハリソン・フォード、2011年 クエンティン・タランティーノ、 2012年 カイト・ウィンスレット、2013年 ケビン・コスナー、2014年 スカーレット・ヨハンソン、2015年 ショーン・ペン、2016年 マイケル・ダグラスとハリウッド勢ばかり。今年は、ジョージ・クルーニーが受賞しました。こちらは「懐が深い」というよりも、ハリウッド人気にあやかりたい、という下心が見え隠れしますが。今年はトランプ政権批判や妊娠中のアルマ夫人の華麗なるドレスアップ姿など話題性も豊富で、任務を全う。
 
 いずれにしても外国勢の存在感が増してることは間違いなさそう。

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Text:Atsuko Tatsuta Photo:Getty Images

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