特集 2017/2/25(土)

【速報】仏アカデミー賞、2017セザール賞結果発表!

仏アカデミー賞、第42回セザール賞授賞式が現地時間2月24日(金)ついに開催。映画が生まれた国で開催されるもっとも粋な映画祭。今年はどの作品、そしてどの俳優にセザールが輝く?

Photo : Getty Images

前年にパリ地方で公開されたフランス製作(最大のプロダクションがフランスの会社であること)の作品が対象。今年はカンヌ映画祭で新人監督賞を受賞した『ディヴァイン』と、世界中でブームを巻き起こし米アカデミー賞でも話題の『ELLE(原題)』が次々に受賞。主な結果は以下。
※★が受賞。タイトルの()内は英題

【主演女優賞】
★イザベル・ユペール 『Elle(原題)』
シセ・バベット・クヌッセン『La fille de Brest(150 Milligrams)(原題)』
ジュディット・シュムラ 『Une Vie(A Woman’s Life)(原題)』
マリオン・コティヤール 『Mal de Pierres(原題)』
ヴィルジニー・エフィラ『Victoria(原題)』
マリーナ・フォイ 『Irréprochable(Faultless)(原題)』
ソコ 『La Danseuse(The Dancer)(原題)』

マリオンはミレーナ・アグスの『祖母の手帖』を原作にしたこちらの映画でノミネート。伝説のダンサー、ロイ・フラーを演じたソコやマリーナ・フォイなどもノミネートされたけれど、やはり今年はイザベル・ユペールの年だった!

グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)

【主演男優賞】
★ギャスパー・ウリエル 『たかが世界の終わり』 
ピエール・ニネ 『Frantz(原題)』
オマール・シー 『ショコラ 君がいて、僕がいる』
フランソワ・クリュゼ 『Médecin de Campagne(Irreplaceable)(原題)』
ピエール・ドゥラドンシャン 『Le Fils de Jean(A Kid)(原題)』
ニコラ・デュヴォシェル 『Je Ne Suis Pas Un Salaud(A Decent Man)(原題)』
ファブリス・ルキーニ 『Ma Loute(Slack Bay)(原題)』
 
かつて同時期にイヴ・サン=ローランを演じたピーエル・ニネとギャスパー・ウリエルの一騎打ち。「最高の演技」と絶賛されていたピエールだったが、結果はやはりギャスパー・ウリエルに軍配が。しかし不在のため、監督のグザヴィエ・ドランが代理でトロフィを受け取った。

デボラ・ルキュムエナ(Déborah Lukumuena)

【助演女優賞】
★デボラ・ルキュムエナ 『ディヴァイン』
ナタリー・バイ 『たかが世界の終わり』
アンヌ・コンシニ 『Elle(原題)』
ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ 『Ma Loute(Slack Bay)(原題)』
メラニー・ティリー 『La Danseuse(The Dancer)(原題)』
 
『たかが世界の終わり』でギャスパー・ウリエル演じる主人公の母親の鬱屈した悲しみを表現した名女優ナタリー・バイが受賞か……と思ったら、IMDBでもほぼ情報がない、主人公のイスラム教徒の友人役デボラ・ルキュムエナが受賞! 『ディヴァイン』強し。

ジェームス・ティエレ (James Thiérrée)

【助演男優賞】
★ジェームス・ティエレ 『ショコラ 君がいて、僕がいる』
ガブリエル・アルカン『Le Fils de Jean(A Kid)(原題)』
ヴァンサン・カッセル 『たかが世界の終わり』
ヴァンサン・ラコスト 『Victoria(原題)』
ローラン・ラフィット 『Elle(原題)』
メルヴィル・プポー   『Victoria(原題)』

『Victoria』ではコミカルな演技で魅了したメルヴィル・プポーや『たかが世界の終わり』のヴァンサン・カッセルなど強豪が揃ったノミネーション。授賞したのはジェームズ・ティエレ。フランス史上初の黒人芸人役のオマール・シィを完全に喰ってしまった、喜劇王チャップリンの孫の驚愕の身体パフォーマンスと繊細な演技は必見。

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