“シングルオリジン”日本茶を手軽に楽しむ、氷出しのいれ方
近年注目が高まっている、単一農園・単一品種の“シングルオリジン”日本茶。その魅力である茶葉それぞれの個性を、初心者でも安定して引き出せるいれ方が氷出しだ。簡単&手軽なそのいれ方を、「表参道 茶茶の間」店主で日本茶インストラクターの和多田喜さんがレクチャー。暑さが増すこれからの季節にぴったりなので、ぜひトライしてみて!
STEP 4.グラスに注ぐ
氷を入れたグラスにお茶を注ぐ。コーヒーでいうエスプレッソのように茶葉の個性が凝縮された状態なので、ちびちびと少しずつ味わって。
産地の環境や茶葉の品種、生産者の育て方などをダイレクトに堪能出来るシングルオリジンには、ワインでいうテロワールのような面白さがある。「煎を重ねるごとに、山や畑といった、産地の自然の味が色濃く開いていくんです」と、和多田さん。お茶を通して、日本の自然を味わってみてはいかが。
番外編:シングルオリジンを楽しむなら、2煎目以降の変化にも注目
シングルオリジンの茶葉を氷出しでいれるのなら、1煎だけでなく5煎は楽しまないと損。煎を重ねるごとに茶葉の持ち味がどんどんと出てきて、その変化を味わうのも面白い。1煎目以降は急須に水30ccを足して、5分~10分待って飲んでみよう。
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教えてくれたのは……
和多田 喜さん
単一農園・品種の茶葉を扱う日本茶カフェ「表参道 茶茶の間」店主。日本茶インストラクター。毎月お店で日本茶セミナーを開催するほか、メディアやイベントでも活躍。
http://chachanoma.com/ -
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photo : Kiichi Fukuda special thanks : Omotesando Chachanoma