甘ずっぱいフルーツティーが歯をダメにする?
春の訪れを感じつつも、花冷えの寒さを感じる日には温かいレモンジンジャーで心と体を温めたくなる昨今。ところが、このホットドリンクが歯の健康にダメージを与えることが研究によってわかってきた。体も温めたいけど歯も守りたい。一体どうすれば!?
研究者たちは、フルーツスカッシュ、コーディアル(濃縮ジュース)、フルーツティー、ダイエット飲料、砂糖入りの飲料、フレーバーウォーターなどはすべて酸性で、歯のエナメル質を分解してしまう原因になり得ると主張。また、これらのドリンクを継続的に飲んだり、すぐに喉を通さずに口の中にしばらく含んでおいたりすると、さらに歯の浸食リスクが高まることもわかっているそう。
キングス・カレッジ・ロンドンの歯学部で教鞭を執り、この調査の筆頭著者でもあるシアーシャ・オトゥール博士は次のように解説する。「酸性の飲み物を5分以上かけてゆっくり飲む、または、すぐに飲み込まずに口の中に入れっぱなしにするなどの行為のほか、フルーツを一気に食べずに少しずつ時間をかけて食べ続けることも、歯にダメージをもたらします。たとえば、ランチの後にりんごを食べるのであれば、その日の夜は酸性のものを食べないこと。また、夜にワインを飲むのであれば、午前中にフルーツティーを飲まないように注意しましょう」
original text : Katie O'Malley translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。