特集 2014/7/29(火)
沖縄コンフォート・カフェ file.2 「オハコルテベーカリー」

暮らしをDIYしよう! 「食」と「住」の コンセプトカフェ

毎日の料理にひと手間を加えてみたり、憧れのショップのインテリアを真似してみたり。いつもの生活にほんの少しエッセンスを加えるだけで、素敵な毎日が広がる――。沖縄グルメ特集第二弾は、「暮らしをDIY」をコンセプトに「食」と「住」の楽しみを提案する「オハコルテベーカリー」。

DO IT YOURSELF!
自分たちで手を加える楽しさを
 
カフェをプロデュースするのは、愛知県出身の豊田規秀さんと沖縄出身の里絵子さんご夫婦。大学で木工を学んだ規秀さんは、「若いうちに親元を離れて色んな経験をするべきだ」という周囲の声に後押しされ、まだ沖縄ブームというものが到来する数年前に、沖縄へ移住。移住後は沖縄県内の先駆け的カフェでアルバイトをしながら、家具や木製品の制作などにも勤しんだ。

2000年以降「沖縄ブーム」により県外から多くの移住者が移り住むようになると、これまであまりなかったカフェや雑貨屋が次々にオープンし始める。次第に規秀さんが内装を手掛ける飲食店やショップなども増えていった。木材の選び方、タイルやレンガなどの建築素材の組み合わせ、使い込まれたアンティークなインテリアの配置……規秀さんの手掛ける店舗からはいつも「温度」が感じられる。新しい店舗でありながら、まるでずっと前からそこにあったかのよう。

床材、窓枠、照明、ドアノブの雰囲気を一新すると、空間の雰囲気はガラリと変わるもの。
「ちょっとした手間を加えることで、今まで以上に素敵な場所が生まれます。ハウツー本も多く出てはいるけれど、実際に目で見たり手で触れたほうが解りやすいし伝わりやすいですよね」と話す。「カフェは食の提供だけでなく、実はその先にある暮らしの提案もできる場所なのではと思ったんです。例えば店の内装を見てインテリアを真似したいと思う人がいたり、旅の途中にカフェに立ち寄って情報を収集することでその日の行動を決めたり……」。
そんなカフェの可能性を感じ、プロ・アマの垣根を越えた“暮らしを楽しむ提案ができるカフェ”をコンセプトにした。
「DIYっていうと日曜大工を思い浮かべるでしょ? でも実際はお気に入りのカフェの味を再現して自分で料理を作るのもDIY。自宅を居心地のいい場所にするために模様替えをしたり、グリーンを育ててベランダガーデンを楽しむのもDIY。全てをプロに任せるのではなく、自分たちで手を加えつつ、その工程も楽しむのも素敵なことだと思うんです」と規秀さん。
 
>>次のページでは、買って嬉しい贈って嬉しい沖縄土産をご紹介!

  • 「oHacorté Bakery(オハコルテベーカリー)
    那覇市泉崎1-4-10 喜納ビル1F
    tel.098-869-1830
    営業時間/7:30~22:00
    定休日/水曜日
    http://ohacorte-bakery.com

  • OKINAWAナビゲーター
    松崎紀子●神奈川県川崎市出身。2000年に沖縄へ移住。県内外の雑誌編集や企業販促物、WEB、新聞など様々な媒体のデザイン、企画、編集、文章執筆などの分野に関わるフリーランサー。2013年、那覇市楚辺にコワーキングカフェ「Community & Coworking Cafe coil」をオープン。対面で伝える情報の発信やファン作りを目的に、多様な講座やワークショップをプロデュース。3人の子持ち。働くママの可能性を信じて日々奮闘中。「Community & Cowkirng Cafe coil」 http://cafecoil-okinawa.com

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photo : Chika Fujii text : Noriko Matsuzaki

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