マラケシュのスークで、 話題の食材やキッチン雑貨を探す!
マラケシュのメディナにあるスークは、巨大なマーケット。肉や野菜、ハーブ、スパイス、陶器や布製品、雑貨、衣類、革製品、絨毯などありとあらゆるものが並び、買い物めぐりが楽しい。食材やグッズなど、「おいしい」おみやげを探して、スークを歩いてみよう。
マラケシュを訪ねることがあれば、ホテル・レストラン「ラ・メゾン・アラブ」の料理教室体験もおすすめだが、グルメ旅が目当てなら、メディナ(旧市街)を散策してみて! メディナの中心にあるジャマ・エル・フナ広場は、ユネスコの無形文化遺産に登録されている名所。オレンジジュースの屋台や雑貨などの露店が多数並んでいて、夜にはハリラスープなどの食事ができる屋台や、蛇使いなどの大道芸人、ヘナを施す女性たち、占い師などが出て、まるでお祭り騒ぎのよう。いつも地元客や観光客で賑わっている。
その広場の北側に広がるのがスークだ。スークとはマーケットのことで、マラケシュのスークは世界最大規模を誇る。中はまるで迷路のように入り組んでいて、スパイス、陶器、木工などというふうに、大まかなジャンル別に並んでいる。ジャマ・エル・フナ広場を起点に北に伸びるスーク・スマリン通りに入っていくと、各種スパイスを売っていて、あたりはエスニックな香りでいっぱい。
途中で右手に折れると、そこはラバ・ケディマ広場。ここにもやはり、オレガノやサフラン、クミン、タイム、ミントなどのスパイスを売る店が立ち並ぶ。こちらには、ローズウォーターや、モロッコでしか採れない稀少なアルガン・オイル(皮膚の血行促進に効果的)なども売っているので、要チェックだ。この広場にはまた、絨毯を売っている店も多く、モロッコらしい色合いの模様が目を楽しませてくれる。歩いて疲れたら、カフェでひと休み。「カフェ・デゼピス(スパイスカフェ、の意味)」というお洒落なカフェがおすすめで、ここで本場のミントティーを楽しむもよし、あるいは、屋上テラスからスーク全体を見渡しながら軽めの食事をとるのも気持ちいい。
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photos & text : Mariko Awano special thanks : La Maison Arabe