マラケシュのスークで、 話題の食材やキッチン雑貨を探す!
マラケシュのメディナにあるスークは、巨大なマーケット。肉や野菜、ハーブ、スパイス、陶器や布製品、雑貨、衣類、革製品、絨毯などありとあらゆるものが並び、買い物めぐりが楽しい。食材やグッズなど、「おいしい」おみやげを探して、スークを歩いてみよう。
陶器のスークでは、タジン鍋やクスクスを入れる皿、スパイス用の壺、ミントティー専用のポットやグラスなどがあちらこちらで売っているので、冷やかしながら好きなデザインの食器を探してみてはどうだろう。「スークに興味はあるけれど、買い物の交渉に自信が……」とういなら、「ラ・メゾン・アラブ」のブティックに寄ってみるといい。こちらでも、タジン鍋やモダンな食器、調味料入れ、バブーシュ(モロッコ風スリッパ)などを販売しているので、ゆったりと買い物を楽しむことができる。
時間があれば、スークのそばにある人気のカフェレストラン、「ル・ジャルダン」で野菜クスクスや子羊のタジンを味わいたい。ここではオーガニック野菜を販売しているほか、民族衣装をモダンにアレンジした洋服や小物のブティックもある。マラケシュの今を感じることができるお洒落なスポットだ。
ひと通りスークを散策したら、ジャマ・エル・フナ広場の南にある、ユダヤ地区にある野菜のマルシェへ。トマトやきゅうり、ズッキーニ、それにスイカやメロンなど、新鮮な野菜やフルーツがいっぱい。オリーブ漬けを売っている店を見つけたので、中をのぞいていたら、お店のおじさんがヤカン片手に、「ミントティーはいかが?」と声をかけてきた。1杯30円くらいのこのお茶は、よく煮出してあり、おいしそう。その場でやかんからグラスに入れて出してくれるのもローカルな感じがしていい。口に含むと、砂糖たっぷりの甘いミントティーが、歩き疲れた身体にしみわたる。乾燥した砂漠などで飲む物らしく、風土に即した味であることを実感する。
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photos & text : Mariko Awano special thanks : La Maison Arabe