Brone Daskeviciene
伝統織物を作り続ける、リトアニアの素敵なおばあさん
「リンクティニェス織」という、リトアニアの伝統織物を、何十年も作り続けているおばあさんがいる。それがこちらのBrone Daskeviciene(ブローネ・ダシュキャヴィチェニェ)さん。「結婚式などの儀式には、いまでもこの織物が使われます。私はもう、小さなころから織り方を習って作っていたから、何十年になるかしらね」。かつては大学などでも教えていたというおばあさんが織る帯は、配色が鮮やかで緻密。「年をとって目は弱くなっているけれど、長年やってきたから手が覚えているのよ」
祝い事などのときには、文字や特別な模様を入れることも。儀式で使う帯などのほか、テーブルセンターや小物もつくる。「ヘアアクセサリーにしても素敵よ」と、茶目っ気たっぷりでキュートなおばあさん。
Galerija Zidinysで伝統衣装を見る
さて、せっかく織物のおばあさんに会ったのなら、少し足をのばして民族衣装の展示館に行ってみては? 「Galerija Zidinys」には、リトアニアの伝統衣装が展示してある。織物、刺繍など、とても細かく美しい模様の衣装は、祭りやイベントの時などには実際に着られることもあるそう。糸をつむいで色合いを考え、丁寧に織り上げた衣装は、どこか日本の着物にも通じる深みがある。リトアニアに行った日本人が「なんとなく懐かしい感じ」を覚えるのは、こういう小さな共通点がたくさんあるからかもしれない。
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Brone Daskeviciene
Zydu g. 2-9 Vilnius
tel. +370.527.59116
Galerija Zidinys
Domininkonų g. 15 Vilnius
tel.+370.5212.3233
http://www.vda.lt/galerija-zidinys
photos : Yukako Hiramatsu cooperation : Republic of Lithuania State Department of Tourism special thanks : Asami Kuchio
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※1ユーロ=約122円(2017年1月現在)