乳製品をやめると、乳糖不耐症になるかもしれない?
近年、健康のために、特定の食品や食品群を一切カットする方法が定着しつつある。けれど、医師や栄養の専門家たちは、このようなアプローチについて一貫して否定的らしい。なぜなら、健康になるどころか、体に悪影響が及ぼされるという恐れがあるから。
特定の食品を避ける食事法は、人間の体が必要としている栄養素がまんべんなく摂れなくなってしまう恐れがある。これは納得できる説だけど、他にもさまざまな弊害が起こるそう。そのひとつが、牛乳などの乳製品に含まれる乳糖を消化吸収できず、下痢などの症状を引き起こす乳糖不耐症になってしまうということ。
乳製品を止めるきっかけとしては、皮膚のトラブルからやむを得ず止める人もいるだろうし、ダイエット効果に期待して試してみる人までいるけれど(なお、乳製品をカットしても、これらの症状が改善しないケースもある)、理由はなんにせよ、乳製品をとらないと乳糖不耐症になる可能性があることを、大学で栄養政策の教授を務める専門家、デニス・サバイアーノ博士が指摘している。
original text : Catriona Harvey-Jenner translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。