こんどの休みは、グルメ列車の旅をブック!
2018/04/18(水)
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TOHOKU EMOTION(東北エモーション)

全国の鉄道ファン、とりわけ“食べ鉄”から熱い支持を得ると噂の「東北エモーション」。八戸(青森県)-久慈(岩手県)を往復する至福のグルメ鉄道の内容とはいったい――。

青森県八戸駅から岩手県久慈駅を結ぶ2時間弱のコースでは、野を越え、海を横目に素晴らしい景色が途切れることなく続く。片道だけでも乗車可能だが往復で乗る人も多いそう。提供される食事は、揺れる車内でも手に取って食べやすいように、小さな器に詰められているのが特徴だ。会津の桐で作られた箱のふたを開けると、小さなガラスの器がずらり。「前菜のアソート」には東北の海の幸、山の幸がぎっしり詰まっていて、青森のシードルや山形のワインを合わせて楽しめる。
東日本大震災で発生した津波により一時は全線不通となったJR八戸線。「東北エモーション」が走るようになった今、当時のお礼がしたいと、地元の人々が沿線で列車に挨拶してくれることも。ハートウォーミングな光景に思わず涙する乗客もいるのだとか。

ゆったりくつろぐ乗客とは対照的に、スタッフたちの動きはすでに神業。揺れる車内をものともせず、料理を出したり器を下げたりゲストの質問に答えたり……。食事だけでなく、車両内のインテリアにも注目だ。海外のようでどこかノスタルジックな雰囲気なのは、東北伝統の技がちりばめられているから。青森こぎん刺しを模した絨毯に岩手南部鉄がモチーフのカウンターなど、和モダンな意匠が美しい。
写真右は、岩手の「小久慈焼」にのせた、ボリュームもたっぷりなメイン料理「十和田ガーリックポークのキャラメリゼ梅のクレームソース」。肉の上に添えられているのは塩ではなく砂糖。少しずつ一緒に味わうと、肉の旨みと砂糖の甘みが合わさって新鮮なおいしさ!「高畠ワイン」の赤が絶妙の好相性だ。

往路ではコースランチのサービス、復路ではスイーツブッフェが楽しめる。なかには休憩中の久慈駅で「うに丼」を食してからスイーツを堪能する強者も!「東北レストラン鉄道」を標榜し、ここにしかない味と体験を提供する「東北エモーション」。東京・大阪と、東北エリアの料理店が交互に監修を務めるのも特徴的。往路ランチコース(¥7,900)と復路デザートブッフェ(¥4,500)の2パターンがあり、往復利用(¥11,900)者も多い。

photo : Yuka Yanazume(Tohoku Emotion), Akira Yuasa(Berumonta), Reiko Matsutani(525Sekino Shifuku) cooperation : Transit Generaloffice ※2017年9月現在

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