「詰め方上手」でお弁当マスターに!
2017/03/15(水)
> <

1/3

結局、使いやすいのはシンプルなお弁当箱。左上は、神田さん愛用の「飾り抜き型」のほんの一部。主に日本料理に使われる野菜などの抜き型だが、美しいお弁当作りに抜群の効力を発揮する。

詰め上手の第一歩 お弁当箱&あると便利なこのアイテム

わっぱにお重に四角形。あなたは何派?
一言にお弁当といっても、自分がどんなお弁当箱を使っているかによって詰め方のコツも違うのでは? お弁当初心者がそう思うのも無理はない。でも、料理家の神田さんは「ノーノー、基本は同じです」と断言する。「大切なのは、どこにメインを置くか、脇役はどれなのかを詰める前にある程度決めておくこと。私は、詰める前に紙に仕上がり図を描きこんでからおかずを詰めるようにしています。紙に描かない場合は、バットの上におかずを並べてバランスを見るのでもOK。色移りしたり水分が多いおかずは一度詰めると動かしづらいことが多いので、こうすると失敗が少なくなるんです」。なるほど! おかずを作りすぎたり、詰めた後に「全体が茶色い……」などと思うことも防げそう。先が細めの繊細な「盛り付け箸」もあると便利なアイテムだ。

ちょっと本格的な食材を扱う店などをのぞくと、桜の葉や笹の葉、木の芽からエディブルフラワーまで、さまざまな楽しい食材が。季節を表現する小物としても使い勝手がいいので注目して。もちろん、里山や庭でゲットできる自然の産物も利用して!

詰め込み弁当の強い味方は、自然の間仕切り
「詰め込み弁当」の醍醐味といえば、こまごまと彩りよくナチュラルに詰められたおかずの妙。「間仕切りがないと詰めにくそう」と思ってしまいがちだけれど、神田さんのように、市販の食材や身近の植物を仕切り代わりに使うアイデアはいかが? 春先からマーケットで売り出される桜の葉の塩漬けや、日本料理の彩りに欠かせない笹の葉は、「ここぞ」という日のお弁当作りに使うと一気に本格的なビジュアルに。おむすびを包んだり、くるりと巻いて入れれば、間仕切りの代わりに使うこともできる。また、庭に茂っている常緑樹の葉などもお弁当に彩りを添えるのにはもってこい。神田さんがよく使うのは南天や椿など、形がしっかりした葉だという。

photo : Mino Inoue  cooking : Kaco Kanda

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ特集一覧へ次の記事へ

ELLE PR STORIES

注目ブランドをもっと見る

CONNECT WITH ELLE

グルメ・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト